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ワールドカップが生んだ「ビリオネア・アスリート」
サッカー選手にとって、ワールドカップは名誉だけでなく、巨額の資産を築く出発点にもなっていると言ってもいい過ぎでないだろう。
ワールドカップを舞台に世界的スターへと成長し、競技の枠を超えた巨大なブランドを築いた代表的な存在が、リオネル・メッシ選手とクリスティアーノ・ロナウド選手である。
米経済誌『Forbes』は、2026年時点でC・ロナウド選手の純資産を約12億ドル、メッシ選手を約11億ドルと推計している。いずれも現役アスリートとしては世界でも数少ない「ビリオネア(資産10億ドル超)」である。
では、彼らが築き上げた巨大な資産は、将来どのように守られ、次世代へ受け継がれていくのだろうか。公開情報や専門家の見解をもとに、超富裕層に共通する資産管理と承継の考え方を探っていきたい。
ワールドカップが育てた「世界的ブランド」
メッシ選手とC・ロナウド選手は、2006年ドイツ大会でそろってワールドカップデビューを果たした。
その後、約20年にわたり世界サッカー界をけん引し続け、メッシは2022年カタール大会で悲願の優勝を達成。C・ロナウド選手も5大会連続得点という前人未到の記録を打ち立てた。
しかし、2人の成功はピッチの上だけにとどまらない。
C・ロナウド選手は、ナイキとのスポンサー契約に加え、自身の「CR7」ブランドを展開し、ホテルやフィットネス、アパレルなど幅広い事業に進出している。
一方、メッシ選手もアディダスとの長期契約をはじめ、不動産やホテル事業などを手掛けていると報じられている。
現代のトップアスリートは、競技者であると同時に、一つの企業ブランドとして機能しているのである。

