「仕送りは、もう金輪際しません」…69歳母を震わせた“月6万円の振込終了”の電話。発端は、愛情を込めて贈った「孫への誕生日プレゼント」

「仕送りは、もう金輪際しません」…69歳母を震わせた“月6万円の振込終了”の電話。発端は、愛情を込めて贈った「孫への誕生日プレゼント」
(※写真はイメージです/PIXTA)

「自分の生活を削ってでも、親を支えたい」という子どもの覚悟と、「少しでも孫に喜んでほしい」という親側の愛情。互いを想う優しさから始まったはずが、皮肉にも大きな溝を生んでしまうことがあります。生活苦を救われたはずの親が、なぜ我が子を激怒させてしまったのか――仕送りを巡る「哀しいすれ違い」を見ていきましょう。

夫を亡くした専業主婦、優しい息子の「月6万円の仕送り」を頼りに老後生活

「良かれと思ってしたことだったんです。あんなふうに言われるなんて……」

 

そう肩を落とすのは、賃貸アパートで一人暮らしをする文子さん(仮名・69歳)。4年前に夫を亡くし、現在は自身の老齢年金と夫の遺族年金を受け取っています。

 

しかし、専業主婦の期間が長く、かつて会社員の妻の年金加入が任意だった時代に未加入の空白期間があるため、自身の国民年金が月約4万5,000円、遺族年金が月約3万5,000円の、合わせて月8万円ほどです。

 

家賃6万8,000円の支払いや日々の食費を考えると、とてもこれだけでは生活していけません。そんな文子さんを救ったのが、近県に住むひとり息子の正也さん(36歳)でした。

 

「母さん、遠慮しないで俺を頼ってよ」

 

そう言って、毎月6万円の生活費を仕送りしてくれるようになったのです。正也さん自身も小さな娘を育てていることから、文子さんは申し訳なさを感じつつも、その好意に頼りながら生活を送っていました。

 

しかし、孫(正也さんの娘)の3歳の誕生日のことでした。文子さんにとって、離れて暮らす孫は目に入れても痛くないほど可愛い存在です。

 

「せめて孫には、いいおばあちゃんらしいことをしてあげたい」

 

その強い気持ちから、地元の百貨店へ向かったのです。

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