「そんな…嘘だよな?」有名難関私大に通う“自慢の息子”が就職活動。小遣い3万円で支える51歳父、内定の知らせを待ち侘びたが…「まさかの電話」に唖然

「そんな…嘘だよな?」有名難関私大に通う“自慢の息子”が就職活動。小遣い3万円で支える51歳父、内定の知らせを待ち侘びたが…「まさかの電話」に唖然

有名難関私大に通う“自慢の息子”からの電話に、父は言葉を失いました。ようやく就職が決まる。教育費から解放される――そう信じて待っていた矢先に告げられたのは、思いもよらない申し出だったのです。子どもの夢を応援したい一方で、家計にも限界がある。予期せぬ事態に見舞われた事例を見ていきましょう。

大学4年生・就活に励む息子から1本の電話

「あの電話は、今でも忘れられません。『嘘だろ』って。まさか、大学を4年で卒業しないなんてね」

 

中小企業に勤める須藤さん(51歳)の息子は、有名難関私大に通う“自慢の子ども”でした。「東京の大学で学びたい」と上京し、学費に加え、家賃や生活費の仕送りも。奨学金を借りたとはいえ、大学4年間で800万円近い費用がかかりました。

 

須藤さんの年収は約640万円。パート勤務の妻と共働きです。夫婦は外食や旅行を我慢し、自分たちのことは後回し。須藤さんの小遣いは月3万円でした。

 

「ここまでやったんだから、ちゃんと就職してくれよって気持ちはありましたよね」

 

大学3年の頃から、「就活、頑張ってるよ」と話していた息子。須藤さんは、内定の知らせを今か今かと待っていました。

 

しかし、大学4年の夏になっても決まらない。不安を感じ始めた頃、息子から電話がかかってきました。

 

「絶対に行きたい会社だけ受けてたんだけど、全部落ちてしまった。来年もう一回チャレンジしたいんだ……ごめんなさい。でも、後悔したくない。就職留年させてほしい」

息子の「留年したい」という願いに…

「嘘だろって。すぐに『いいよ』とは言えませんでした」

 

息子にどこまでお金をかけるべきなのか――。須藤さんは悩み抜いた末、後日、きっぱりと、こう伝えました。

 

「もうこれ以上、出してやれない。それでも挑戦したいなら、自分でアルバイトを頑張って、生活費も学費も払うんだぞ」

 

息子は、本当にアルバイトを掛け持ちしながら大学5年生に。生活費の大半を自分で工面し、春採用に再挑戦。最終的に第一志望ではなかったものの、別の業界で内定を獲得しました。

 

「結局私たちも多少の援助はしましたが、息子も寝る時間がないほどだったようです。でも、本人なりに、やり切ったんでしょうね。あの1年で、いろんな現実が見えたんじゃないですか」

 

現在、ようやく須藤さん夫婦は老後資金づくりを本格化させています。

 

「教育費って本当に大変ですよ。子どもに全部合わせていたら、自分たちの老後が危うくなる。親にも限界はありますからね」

 

そう話す須藤さんは、今も月3万円の小遣いでやりくりを続けています。

 

 

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