募る老後不安…定年が近いサラリーマンに、いまから取り組める「老後資金増強術」をアドバイス【経済評論家が対応策を提案】

募る老後不安…定年が近いサラリーマンに、いまから取り組める「老後資金増強術」をアドバイス【経済評論家が対応策を提案】
(※写真はイメージです/PIXTA)

かつての定年退職後の生活といえば「リタイアし、年金での悠々自適生活を送る」ことが一般的でした。しかし近年では、公的年金の減額をはじめ、長生きリスク、インフレリスク等も懸念され、昔ながらのパターンを踏襲した老後生活設計では対応しきれないかもしれません。老後のお金の不安がある人に向け、経済評論家の塚崎公義氏が「賢い老後の準備」について解説します。

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【大前提】定年後も、働けるなら働いて稼ぐ

知人が定年退職したら、

 

「定年退職、おめでとうございます。長い間お疲れ様でした」

「これからは悠々自適、のんびり余生をお過ごしください」

 

などと言うのが普通でしょうが、いまの時代、それは好ましくないかもしれません。定年退職後も働いたほうがいい場合も多いからです。

 

サザエさんの登場人物の波平氏は54歳という設定です。高度成長期の定年が55歳であったのは、「戦力として活躍できないだろうから、お引き取りいただく」ということだったわけです。その後、定年は60歳あるいは65歳になりましたが、いまの65歳の多くは波平氏より元気ですから、まだまだ活躍できます。

 

働けるなら、働いて稼ぎましょう。高齢者が元気であるから働ける、というのと同時に、寿命が伸びて老後が長くなっているので、老後資金を稼ぐ必要が以前より大きくなっているからです。65歳まで働いて、あとは年金で暮らす、ということも可能でしょうが、老後にささやかな贅沢を楽しむためには年金以外に老後資金を取り崩す必要があるかもしれません。そのための老後資金を稼ぎましょう。

 

かつては、高齢者が仕事を探すのは大変でしたが、最近では少子高齢化による労働力希少(労働力不足と呼ぶ人が多い)のおかげで高齢者でも仕事が見つかるようになっています。

 

金の面だけではありません。社会との接点を持つことでボケの防止にもなり、社会の役に立っているという自己肯定感も得られるかもしれません。

 

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