「孤独死」が築古マンションで増加中…異臭・害虫騒ぎでも、他人がドアを開けると「住居侵入」にあたる〈まさかの理由〉【マンション管理士が「改正区分所有法」を解説】

「孤独死」が築古マンションで増加中…異臭・害虫騒ぎでも、他人がドアを開けると「住居侵入」にあたる〈まさかの理由〉【マンション管理士が「改正区分所有法」を解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

近年、築古マンションで独居高齢者の「孤独死」が深刻な社会問題となっています。ある事例では70代住人が急死し、遺族が40万円もの特殊清掃費を負担する事態に。さらに別のマンションでは「区分所有法」の壁により管理組合が異変を察知しても室内に立ち入れず、被害が拡大する事例も。住民の命と建物の資産価値を守るため、管理組合に求められる「標準管理規約改正」の重要性を、マンション管理士の松本洋氏が解説します。

孤独死の発見が遅れるとマンション全体に被害

国土交通省の調査によると、築40年以上のマンションで世帯主が70歳以上の割合は55.9%。独居高齢者の増加により、孤独死は“いつ起きてもおかしくない”日常リスクとなっています。

 

前述のAさんのケースは、迅速に親族へ連絡がついたため事なきを得ました。しかし、別のマンションでは、より深刻な事態が発生しています。

 

「Bさんのお宅、深夜も日中も電気がつきっぱなしです。換気扇の隙間からは、虫が湧いています」

 

住民からの通報で警察が駆けつけ、Bさんの孤独死が判明しました。警察は検視後に遺体を搬送しますが、室内の清掃は一切行いません。異臭や害虫はそのまま残されます。

 

ここで問題となるのが「区分所有法」です。専有部分は区分所有者の財産であるため、所有者の承諾なしに他人が立ち入ることは住居侵入にあたる可能性があり、管理組合であっても勝手にドアを開けて清掃することはできないのです。

 

親族と連絡が取れず、特殊清掃が大幅に遅れるケースが全国のマンションで増え続けています。

次ページ「標準管理規約」の大幅な見直し
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佐伯 知哉

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