トランプ関税違憲判決とプエルトリコ歌手のスーパーボウル出演で国籍論争――アメリカ市民が享受するプエルトリコの税制優遇【国際税理士が解説】

トランプ関税違憲判決とプエルトリコ歌手のスーパーボウル出演で国籍論争――アメリカ市民が享受するプエルトリコの税制優遇【国際税理士が解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

アメリカ最高裁は、トランプ前大統領が導入した相互関税を違憲と判断しました。判決により総額1,330億ドルに上る関税返還請求訴訟が相次ぎ、米国の税務環境は混迷が避けられない状況となります。一方、アメリカ市民でありながら特別税制を活用して居住地を選ぶ富裕層の動きも注目されています。その象徴例の一つが、プエルトリコ出身のBad Bunnyのスーパーボウル出演です。税制や市民権の複雑な背景を知ると、彼の起用にまつわる議論も理解しやすくなります。

トランプ関税判決――混乱必至の返還請求

アメリカ最高裁判所は、トランプ前大統領が導入した相互関税について、6対3の判決で違憲と判断しました。予想はされていたものの、トランプ氏自身が任命した裁判官までが違憲と判断したことで、本人は「飼い犬に手を噛まれたかのように」激怒していると報じられています。

 

今回の判決により、総額約1,330億ドル(約20兆円)の関税の扱いは複雑化する見込みです。すでに何百件もの返還請求訴訟が提起されており、今後の処理は混乱が避けられない状況です。また、トランプ氏は以前、この関税収入を原資に年収10万ドル(約1,500万円)以下の納税者の所得税をゼロにする案を示していましたが、判決により実現は不可能となりました。

スーパーボウルでの国籍論争

さて、話はアメリカンフットボールのスーパーボウルに話を移します。

 

今年のハーフタイムショーにプエルトリコ出身のグラミー賞受賞歌手Bad Bunnyが出演しました。3月には日本公演も予定されていますが、アメリカ国内ツアーはICE(米国移民・関税執行局)による移民取り締まり強化を理由に中止となりました。

 

保守系SNSでは、「なぜアメリカの舞台に外国人を出すのか」「アメリカ市民を使え」といった批判も見られました。しかし、Bad Bunnyをはじめプエルトリコ出身者はアメリカ市民です。YouTuber・俳優・プロボクサーとして知られる兄弟、Jake & Logan Paulの例も興味深いです。ハーフタイムショー中、Jake PaulはBad Bunnyを「Fake American Citizen」とSNSで非難しましたが、兄のLogan Paulは「プエルトリコ人はアメリカ市民だ」と反論しました。さらに「プエルトリコ出身の才能を披露できるのは嬉しい」とコメントしました。

 

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