民間が運営する施設と比べて、入居費用は安い傾向
問:経営母体が社会福祉法人の施設には、どんな強みがあるの?
答:社会福祉法人が母体となっている施設は、職員の配置に余裕がある場合が多いです。
<福祉の専門企業>
社会福祉法人とは、福祉事業に特化した法人です。一般の会社と異なるのは、非課税となっており税制上の優遇措置があるので、経営が安定していて、職員も安心して勤務しているようです。
◉計画的な施設選び
社会福祉法人が運営している施設は介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)が多いですが、介護付き老人ホームもあります。金額的には医療法人や民間が運営する有料老人ホームと比較して安い傾向があります。
同じ社会福祉法人グループ内に介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)と介護付き有料老人ホームがあったら、後者の待機申込をしておき、まずは有料老人ホームに入居して、順番がまわってきたら移るといった方法をとる方もいます。
社会福祉法人施設の具体的な特徴
介護をよく知る施設
伝統的に介護事業や福祉事業に特化して運営しているので、ベテランの職員が多いケースが見られます。現場出身の施設長や理事長もいるため、たいていの施設で介護の基本的なことは理解しています。ある程度のレベルや統一した介護サービスを提供できるのが特徴です。
職員の対応
人員に余裕があり、研修がしっかりしているケースが多いようです。その結果からか、介護を受ける方の相談にも丁寧に対応してくれて、長いスパンで話を聞いてくれます。
長い目で見た介護
個人の生活に寄り添ってケアをしていこうという考え方の施設が多いようです。ゆったりした雰囲気の中で日々の暮らしが運営されています。
どんな経営母体でも得手不得手はあります。社会福祉法人の場合は伝統的なケアに強く、新しいケアに関しては対応しづらい傾向にあります。
社会福祉法人経営施設のメリット
●経験に裏打ちされた介護
●職員が丁寧で優しい
●個々人に合わせたケア