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元気だった姑が死去、舅は目も当てられないほど落ち込んだが…
「いきなり〈お義父さんの介護をお願い〉なんていわれても…」
そういって戸惑いを見せるのは、都内在住の会社員・鈴木真理子さん(仮名・52歳)です。真理子さんの舅、つまり夫の父親である武夫さん(仮名・82歳)が認知症を発症したといって、武夫さんの再婚相手の女性から突然連絡が入ったのでした。
「義母が亡くなったのは3年前。まさか義父が1周忌を過ぎてすぐ再婚するなんて、だれも想像していなかったんです」
真理子さんの夫・健一さん(仮名・51歳)は2人きょうだいの長男で、2つ違いの姉、陽子(仮名)さんがいます。陽子さんは夫の仕事の関係で、10年以上バンコクに暮らしています。
「義母はとても元気な人だったのですが、突然の病気で亡くなりました。義父すごく落ち込み、私たちも同居を持ち掛けたのですが、〈東京はイヤだ、生まれ育った埼玉を離れたくない〉というんです」
義母の死後、真理子さん夫妻も月に2回程度は義父のもとを訪れ、義姉も実家にしばらく身を寄せるなどして義父の様子を気にかけていました。
