介護者の多くは「配偶者」、約46%が「同居介護」
厚生労働省「国民生活基礎調査の概況」から「要介護者等」と「主な介護者」との同居・別居の状況をみると、「同居」が 45.9%。また、「同居の主な介護者」について、「要介護者等」からみた続柄をみると、「配偶者」が22.9%、「子」が 16.2%と、配偶者が介護を担っているケースが最も多いことがわかります(図表1)。
さらに、「主な介護者」を同居・別居別にみると、性別では同居・別居ともに女のほうが多く、年齢階級別では別居のほうが同居に比べ若い世代の割合が多くなっています(図表2)。
家族の介護に一致団結して対応するのは理想ですが、真理子さんの義父や夫のようなトラブルがあると、現実的にはむずかしいでしょう。
厚生労働省の「2022(令和4)年 国民生活基礎調査」によると、要介護者と主な介護者の関係で最も多いのは「配偶者」(22.9%)で、次いで「子」(16.2%)。同調査では、介護者の約46%が同居で介護を担っており、配偶者や家族が中心となる現実が浮かび上がっています。
「夫も私もフルタイム勤務。すぐに介護に全力投球できるわけではありません。しかも、相手の女性のことはほぼなにも知りません。その状態でいきなり〈お願い〉といわれても、むずかしいですよね…」
真理子さんは、そう言って静かにため息をつきました。
「夫がどう判断するのかわかりませんが、それに従って対応したいと思います」
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