8月7日の日経平均株価は、朝方こそ下げたものの早々に反転すると、海外短期筋とみられる指数先物への買いが主導してプラス圏でもみあい、前日比264.29円高の41,059.15円で取引を終えました。
米国はこの日、世界各国・地域への新たな関税を適用しました。本関税について、日本では「15%の関税」が適用される認識でしたが、実際には従来の税率に15%の関税が「上乗せ」されていることが明らかとなっています。これを受けて、日本はアメリカ側に対し、速やかに合意に沿って修正するよう求めていると説明。今後の動向が注目されます。
日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが161銘柄、値下がりが63銘柄、変わらずが1銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、TDK〈6762〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、
エムスリー〈2413〉、コナミ〈9766〉、ソニー〈6758〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、テルモ〈4543〉、トヨタ自動車〈7203〉、第一三共〈4568〉、リクルートホールディングス〈6098〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は23億8,200万株、売買代金は5兆6,928.57億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、電気・ガス業、倉庫・運輸関連業、銀行業、証券業、その他製品などが上昇した一方、輸送用機器、ゴム製品、精密機器、海運業、機械が下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がエムスリー〈2413〉で+399円(+22.03%)の2,210円、2位が東洋エンジニアリング〈6330〉で+324円(+21.22%)の1,851円、3位がインターメスティック〈262A〉で+314円(+14.94%)の2,416円となりました。
一方下落率は、1位がシスメックス〈6869〉で-453円(-18.16%)の2,041.5円、2位が栗田工業〈6370〉で-993円(-16.61%)の4,984円、3位がミマキエンジニアリング〈6638〉で-287円(-12.97%)の1,925円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは408銘柄、年初来安値を更新したのは3銘柄でした。
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