7月24日の日経平均株価は、米株高の流れを引き継ぎ上昇して始まると、一時42,000円台に乗せるなど連日の大幅高となりました。もっとも、短期筋が主導する過熱相場への警戒感から利益確定の売りも出やすく、指数は後場に伸び悩み、前日比655.02円高の41,826.34円で取引を終えています。市場では米関税交渉の進展が好感されている一方、過去最高値をつけた去年と比べて円高や金利上昇が進んでいることに対する懸念もあるようです。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが196銘柄、値下がりが27銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、リクルートホールディングス〈6098〉、テルモ〈4543〉、ファナック〈6954〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、トレンドマイクロ〈4704〉、レーザーテック〈6920〉、トヨタ自動車〈7203〉、オリエンタルランド〈4661〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は22億800万株、売買代金は5兆7,264.58億円となり、前日と比べて増減少。
業種別では、銀行業、精密機器、ゴム製品、非鉄金属、機械などが上昇した一方、輸送用機器、不動産業、空運業、水産・農林業、建設業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がKOA〈6999〉で+150円(+17.28%)の1,018円、2位がオービックビジネスコンサルタント〈4733〉で+744円(+9.34%)の8,708円、3位が信越ポリマー〈7970〉で+155円(+8.67%)の1,942円となりました。
一方、下落率は、1位がGMOインターネット〈4784〉で-104円(-5.83%)の1,679円、2位が日本航空電子工業〈6807〉で-120円(-4.90%)の2,330円、3位がMARUWA〈5344〉で-1,950円(-3.99%)の46,930円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは245銘柄、年初来安値を更新したのは0銘柄でした。
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