7月16日の日経平均株価は方向感乏しく、一時は前日比200円超上昇する場面もみられましたが、結局前日比14.62円安の39,663.40円で取引を終えています。
この日の東京市場では、前日の米株市場で米半導体大手エヌビディアが上昇していた流れを引き継ぎ、半導体関連銘柄が物色されました。もっとも、オランダの半導体製造装置メーカーASMLホールディングの決算発表で、クリストフ・フーケCEOが2026年の成長見通しについて慎重な見方を示すと、日経平均株価は引けにかけて急速に上げ幅を縮小させ小幅安で大引け。世界的な半導体関連企業2社がこの日の国内株式相場に大きな影響を与える格好となりました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが80銘柄、値下がりが141銘柄、変わらずが4銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、TDK〈6762〉、リクルートホールディングス〈6098〉、レーザーテック〈6920〉、ダイキン工業〈6367〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、東京エレクトロン〈8035〉、アドバンテスト〈6857〉、コナミ〈9766〉、第一三共〈4568〉、任天堂〈7974〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は15億6,900万株となり前日と比べて減少した一方、売買代金は4兆3,945.24億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、その他製品、情報・通信、食料品、倉庫・運輸関連業、小売業などが上昇した一方、不動産業、パルプ・紙、証券業、銀行業、保険業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がJCRファーマ〈4552〉で+83円(+13.76%)の686円、2位がライフドリンク カンパニー〈2585〉で+248円(+12.80%)の2,185円、3位が東宝〈9602〉で+904円(+10.91%)の9,191円となりました。
一方下落率は、1位がヨシムラ・フード・ホールディングス〈2884〉で-179円(-17.05%)の871円、2位がテラスカイ〈3915〉で-376円(-14.41%)の2,234円、3位がいちご〈2337〉で-36円(-8.80%)の373円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは83銘柄、年初来安値を更新したのは15銘柄でした。
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