部下への3つの対処法(a、b、c)とは?
a. 確認する
論点はたくさんありますが、まず「個性」を主張しているだけか、それとも指導を受け入れない言い訳にしているかを見極めましょう。「顧客から注意をされたこと」に着眼し、それによって周囲が被害を受けているか、弊害が出ているのであれば、そのあたりを起点として、話を進めていくのが賢明です。
お互いに共有すべき「拠り所」を探していきます。「自分らしさ(個性)」が「わがまま」に摺り替わって不適切な状況になるのは、「自分の表現や価値観を尊重すること」と「他者や周囲との調和(仕事の連携や業績確保を含めて)を保つこと」のバランスが崩れたときです。
いい換えると、令和時代のマネジメントの難しさは、
【個人行動(部下の個性を尊重する)】⇋【わがままな行動により会社に不利益が生じる】
この個性(左側:利点)を尊重しながらも、わがまま(右側:欠点)を抑制するという二重の役割を執行しなければいけない点にあります。多様性を尊重しつつ、「適切な限度」を設けることで、チームのパフォーマンスを最大限に引き出さなければなりません。
では、「適切な限度」とは、どうやって見定めればよいのでしょうか。まず「バランス」が崩れた姿を考えてみましょう[図表1]。
あなたは、部下の言動が、上下のいずれに該当するのかを見極め、下段の「崩れると」に該当するのであれば、行動変容させなければなりません。いま、どちらの状況なのか、まずこれを共有しましょう。

