7月8日の日経平均株価は反発し、前日比101.13円高の39,688.81円で取引を終えました。トランプ米大統領は7日、8月1日より日本に対して25%の関税をかけると通告しました。もっとも、先週同氏は日本の関税率を30%以上に引き上げると示唆していたことから、この日の市場では「25%の関税は想定内」との見方が大勢だった模様です。また、関税発動日の8月1日まではまだ交渉の余地が残っているとみる向きもありました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが131銘柄、値下がりが92銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、アドバンテスト〈6857〉、TDK〈6762〉、東京エレクトロン〈8035〉、フジクラ〈5803〉、オムロン〈6645〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、中外製薬〈4519〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、KDDI〈9433〉、信越化学工業〈4063〉、丸井グループ〈8252〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は20億0,700万株、売買代金は4兆5,433.49億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、非鉄金属、精密機器、ガラス・土石製品、鉱業、海運業などが上昇した一方、医薬品、食料品、保険業、水産・農林業、その他製品などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がネクステージ〈3186〉で+184円(+10.81%)の1,886円、2位がタダノ〈6395〉で+98.1円(+10.26%)の1,054円、3位がオムロン〈6645〉で+285円(+8.14%)の3,788円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がGMOインターネット〈4784〉で-195円(-12.49%)の1,366円、2位が日産自動車〈7201〉で-21.4円(-6.35%)の315.5円、3位がジャパンディスプレイ〈6740〉で-1円(-5.26%)の18円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは84銘柄、年初来安値を更新したのは19銘柄でした。
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