6月27日の日経平均株価は、前日の米株高の流れを引き継ぎ上昇してスタート、主力銘柄を中心に終日買い優勢の展開となりました。背景には中東情勢に対する警戒感の後退や、米関税政策に対する進展期待の高まりがあるとみられています。こうしたなか、出遅れ感のある日本株には海外投資家の資金が流入しており、この日の東京市場では指数先物への断続的な買いが入った模様です。日経平均株価は前日比566.21円高の40,150.79円と、1月7日の40,083円を上回り年初来高値で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが172銘柄、値下がりが49銘柄、変わらずが4銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、東京エレクトロン〈8035〉、ファーストリテイリング〈9983〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、TDK〈6762〉、リクルートホールディングス〈6098〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、アドバンテスト〈6857〉、中外製薬〈4519〉、ニデック〈6594〉、オリンパス〈7733〉、アサヒグループHD〈2502〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は22億0,000万株、売買代金は5兆9,221.82億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、非鉄金属、輸送用機器、証券業、電気機器、機械などが上昇した一方、鉱業、食料品、倉庫・運輸関連業、石油・石炭製品が下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がアドバンスクリエイト〈8798〉で+50円(+12.95%)の436円、2位がシンフォニアテクノロジー〈6507〉で+810円(+8.88%)の9,930円、3位がディスコ〈6146〉で+2,930円(+7.50%)の42,020円となりました。
一方下落率は、1位が北里コーポレーション〈368A〉で-152円(-8.53%)の1,630円、2位がマーケットエンタープライズ〈3135〉で-131円(-8.22%)の1,463円、3位がAnd Doホールディングス〈3457〉で-95円(-7.84%)の1,116円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは119銘柄、年初来安値を更新したのは4銘柄でした。
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