6月30日の日経平均株価は、FRBによる年内追加利下げ観測から米株が上昇するなか、海外勢の買いを受けて5日続伸、一時は前営業日比700円超上昇しました。もっとも、後場に入ると為替が1米ドル=143円台まで円高となるなか、ここを利益確定の機会と見た短期筋による売りが上げ幅を縮小。とはいえ、前日比336.60円高の40,487.39円と、去年7月17日以来約11ヵ月ぶりの高値で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが157銘柄、値下がりが64銘柄、変わらずが4銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、ファーストリテイリング〈9983〉、ダイキン工業〈6367〉、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、テルモ〈4543〉、ソニー〈6758〉、トヨタ自動車〈7203〉、本田技研工業〈7267〉、日立製作所〈6501〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は20億7,600万株、売買代金は5兆6,107.34億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、電気・ガス業、情報・通信、鉱業、その他製品、パルプ・紙などが上昇した一方、輸送用機器、非鉄金属、電気機器、海運業、空運業が下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がアトラエ〈6194〉で+76円(+10.90%)の773円、2位がナガイレーベン〈7447〉で+184円(+9.38%)の2,146円、3位がGunosy〈6047〉で+53円(+8.59%)の670円となりました。
一方下落率は、1位が三陽商会〈8011〉で-363円(-12.23%)の2,606円、2位がACCESS〈4813〉で-79円(-9.14%)の785円、3位がTOWA〈6315〉で-110円(-5.18%)の2,015円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは181銘柄、年初来安値を更新したのは2銘柄でした。
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