6月26日の日経平均株価は、前日の米ハイテク株高を受けて朝方から上昇して始まると、上場来高値を更新した値がさ株のアドバンテスト〈6857〉をはじめ、半導体関連銘柄が指数をけん引、終日堅調な展開で前日比642.51円高の39,584.58円と、約5ヵ月ぶりの高値水準で取引を終えました。
日経平均株価は今年3万7,000円〜9,000円の範囲での売買代金が多く、節目の3万9,000円に近付く場面では戻り待ちとみられる売りが上値を抑えていました。こうしたなか、明確に3万9,000円台に乗せたことで、戻り待ちの売りが出にくくなったことが大幅高につながったとの見方もあります。
日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが168銘柄、値下がりが52銘柄、変わらずが5銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、アドバンテスト〈6857〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、東京エレクトロン〈8035〉、日東電工〈6988〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、第一三共〈4568〉、ルネサスエレクトロニクス〈6723〉、ダイキン工業〈6367〉、HOYA〈7741〉、オリンパス〈7733〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は18億3,000万株、売買代金は4兆9,217.53億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、非鉄金属、電気・ガス業、保険業、卸売業、海運業などが上昇した一方、精密機器、医薬品、食料品が下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がジャパンディスプレイ〈6740〉で+2円(+11.11%)の20円、2位がサンウェルズ〈9229〉で+61円(+10.48%)の643円、3位がメドピア〈6095〉で+69円(+9.90%)の766円となりました。
一方下落率は、1位がルネサスエレクトロニクス〈6723〉で-236円(-11.97%)の1,735.5円、2位がリズム〈7769〉で-380円(-11.08%)の3,050円、3位がGMOインターネット〈4784〉で-128円(-6.37%)の1,882円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは100銘柄、年初来安値を更新したのは13銘柄でした。
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