6月25日の日経平均株価は続伸、前日比151.51円高の38,942.07円と、2月19日以来の高値水準で取引を終えました。前日の米株市場では、イスラエルとイランの停戦合意による地政学リスク緩和や長期金利の低下を受け、ハイテク株を中心に大幅高の展開となっていました。こうしたなか、この日の東京市場でも半導体関連銘柄が指数をけん引しています。もっとも、日銀の早期利上げに対する警戒感や、節目の日経平均株価39,000円を前に利益確定の動きもみられ、指数は伸び悩んだ模様です。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが108銘柄、値下がりが113銘柄、変わらずが4銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、アドバンテスト〈6857〉、東京エレクトロン〈8035〉、任天堂〈7974〉、信越化学工業〈4063〉、TDK〈6762〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、ソフトバンクグループ〈9984〉、オリンパス〈7733〉、ファーストリテイリング〈9983〉、KDDI〈9433〉、セコム〈9735〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は15億8,200万株となり前日と比べて上昇した一方、売買代金は4兆2,028.13億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、その他製品、電気機器、化学、金属製品、鉱業などが上昇した一方、電気・ガス業、精密機器、パルプ・紙、小売業、卸売業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がアドバンスクリエイト〈8798〉で+52円(+15.07%)の397円、2位が中国塗料〈4617〉で+213円(+8.56%)の2,701円、3位が武蔵精密工業〈7220〉で+212円(+8.02%)の2,857円となりました。
一方下落率は、1位がリズム〈7769〉で-700円(-16.95%)の3,430円、2位がオリンパス〈7733〉で-200.5円(-10.60%)の1,691.5円、3位が双葉電子工業〈6986〉で-66円(-9.31%)の643円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは52銘柄、年初来安値を更新したのは17銘柄でした。
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