6月4日の日経平均株価は、前日の米株高を受けて寄り付きから上昇。前日の米国では、投資銀行大手ジェフリーズがエヌビディア株について「最も買いを推奨する銘柄」とするリポートを公表。同日のエヌビディア株をはじめハイテク株に資金が流入し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は+2.7%の大幅高となっていました。この流れを引き継ぎ、本日の国内株式市場でも半導体関連銘柄中心に買い優勢の展開で、日経平均株価の上げ幅は午前9時11分に前日比421円高まで拡大。その後は手がかり材料に乏しいなか狭い値幅での動きに終始するも、取引終了にかけて上げ幅を縮小し、前日比300.64円高の37,747.45円で取引を終えています。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが138銘柄、値下がりが82銘柄、変わらずが5銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、アドバンテスト〈6857〉、トレンドマイクロ〈4704〉、TDK〈6762〉、ソフトバンクグループ〈9984〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、富士フイルムHD〈4901〉、中外製薬〈4519〉、レーザーテック〈6920〉、スズキ〈7269〉、ベイカレント〈6532〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は16億2,700万株、売買代金は4兆0,854.67億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、その他製品、石油・石炭製品、パルプ・紙、保険業、水産・農林業などが上昇した一方、ゴム製品、不動産業、金属製品、陸運業、海運業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がTOKYO BASE〈3415〉で+57円(+17.07%)の391円、2位が双葉電子工業〈6986〉で+86円(+15.09%)の656円、3位がジャパンディスプレイ〈6740〉で+2円(+13.33%)の17円となりました。
一方下落率は、1位が豊田自動織機〈6201〉で-2,195円(-11.93%)の16,205円、2位がクレハ〈4023〉で-330円(-9.68%)の3,080円、3位がM&A総研ホールディングス〈9552〉で-78円(-5.58%)の1,321円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは104銘柄、年初来安値を更新したのは9銘柄でした。
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