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3.「決算時のカンファレンスコール」が重要な理由
カンファレンスコール(Conference Call)とは、決算発表時などに行われる、企業と機関投資家の質疑応答の場のことです。決算説明会とも言われます。一般の投資家でも参加を希望すればオンラインで視聴でき、一部の投資メディアでは録画や文字起こしが配信されています。
カンファレンスコールでは決算の内容や今後の戦略など、最新の情報が経営陣の口から語られます。経営陣の生の声が聞けるうえ、機関投資家が気にしているポイントもわかる貴重なイベントです。決算書には記載のない最新ニュースや「ガイダンス(業績見通し)」が公表されることもあり、内容によっては株価の動きに大きな影響を与えます。そのため、米国株の銘柄分析においてカンファレンスコールのチェックは欠かせません。
以前、アップルがとあるカンファレンスコールで生成AIのニュースを発表したことがあります。数年アップルは株価の調子が悪く、理由のひとつとして生成AIに関するニュースを何も出していなかったことが挙げられていました。
2022年にOpenAIのChatGPTが登場して以降、グーグルやマイクロソフトなどの企業では生成AI技術の採用を急いできましたが、その間、アップルは生成AIの話題を出すことがなかったのです。
ところが、2024年6月10~14日の開発者向けカンファレンス「WWDC24」の基調講演で最高経営責任者のティム・クック氏が登壇し、「Apple Intelligence」と名付けたAI機能をiPhoneなどの製品に組み込むことを発表しました。この発表によって投資家の期待は一気に高まり、株価はぐんぐん戻っていったという出来事があります。
PAN
米国株投資家
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