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失敗だらけの投資歴
ーーおめでとうございます。資産が4億円になるまで、どのくらいの時間がかかりましたか?
金融資産額の推移を簡単にまとめると、こんな感じです。2013年3,000万円→2016年1億円→2019年2億円→2021年3億円→2024年4億円。
ーーまさに順風満帆ですね。4億円までお金を増やせる人は、きっと才能があるんでしょうねぇ……。投資は最初からうまくいっていたんでしょ?
いえ……決してそんなことはありません。わたしもいろんな失敗をしてきました。結果として資産を増やせましたけれど、かなり激しく増減させてきたんですよ。
投資との出会いと小さな損失
今でこそ米国株投資についてある程度知識と経験があり、FIRE生活を満喫していますが、まったく自慢できないような投資をしていた時期もありました。みなさんの参考になるかと思い、失敗談も含めて、これまでの投資歴をまとめてみました。
まず、若い頃に、世界的ベストセラー『金持ち父さん貧乏父さん』(ロバート・キヨサキ著)を読みました。「お金のために働くのは中流以下、お金持ちは自分のためにお金を働かせるのだ」といった心構えが書かれています。
この本の中で、「お金持ちになるには不動産投資をするべき」とありました。フルローンで不動産を買って、転売し、そのお金でまた不動産を買う。これを繰り返すことでお金がどんどん増えていくのだ、と。「なるほど、そういうものか」と感心したのですが、当時はまだ若く、信用力もお金もないので、不動産投資は難しく、実際にやってみることはありませんでした。ただ、お金持ちになるには投資をしなければならないということは強く感じました。
しばらくしてからBRICs(ブリックス)投資を始めました。BRICsとは、ブラジル(Brazil)、ロシア(Russia)、インド(India)、中国(China)の頭文字をとったもの(現在は南アフリカも加わり、BRICSと表記する)。広い国土、大きな人口、豊かな天然資源を持つこれらの国は飛躍的な成長が見込まれるのだと、もてはやされました。
そこでわたしも、BRICs諸国の株や債券などに投資する投資信託を購入しました。この頃はまだ投資に関する知識がなく、「なんかBRICsというのが流行ってるらしい」というだけの理由でした。10年も経たないうちにブームが終わり、価格も下がったので、売却しました。それほど大きくはありませんが、マイナスになりましたね。
