5月30日の日経平均株価は、寄り付き大幅に下落して始まると、下げ幅は一時700円近くまで拡大しました。売り一巡後は下げ幅縮小したものの終日マイナス圏で推移し、前日比467.88円安の37,965.10円で取引を終えています。前日の大幅高のきっかけになった米国際貿易裁判所による関税差し止めが一時的に停止されたほか、円高進行も相まって、戻り待ちや利益確定などの売りが優勢となった模様です。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが95銘柄、値下がりが127銘柄、変わらずが3銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、アドバンテスト〈6857〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、リクルートホールディングス〈6098〉、ソニー〈6758〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、大塚ホールディングス〈4578〉、バンダイナムコHD〈7832〉、トヨタ自動車〈7203〉、ダイキン工業〈6367〉、良品計画〈7453〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は27億1,100万株、売買代金は6兆5,106.67億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、医薬品、水産・農林業、電気・ガス業、パルプ・紙、不動産業などが上昇した一方、その他製品、電気機器、精密機器、サービス業、非鉄金属などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がJCRファーマ〈4552〉で+80円(+17.35%)の541円、2位がサンウェルズ〈9229〉で+65円(+12.26%)の595円、3位が井関農機〈6310〉で+117円(+10.19%)の1,265円となりました。
一方下落率は、1位が森六〈4249〉で-166円(-6.01%)の2,595円、2位が大黒天物産〈2791〉で-470円(-5.80%)の7,630円、3位がトリケミカル研究所〈4369〉で-174円(-5.77%)の2,841円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは87銘柄、年初来安値を更新したのは7銘柄でした。
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