5月23日の日経平均株価は前場に一時400円近く上昇するも、その後は上げ幅を縮め前日比174.60円高の37,160.47円で取引を終えました。この日の東京株式市場では、米10年国債の利回り低下(価格上昇)を受けて円安が進むなか買い優勢の展開に。もっとも、週末に3度目の日米財務相交渉が控えるなか、持ち高調整の動きが優勢でした。投資家は米国による円安是正要求を警戒している模様です。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが145銘柄、値下がりが75銘柄、変わらずが5銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、ファーストリテイリング〈9983〉、任天堂〈7974〉、コナミ〈9766〉、バンダイナムコHD〈7832〉、フジクラ〈5803〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、リクルートホールディングス〈6098〉、SMC〈6273〉、テルモ〈4543〉、京セラ〈6971〉、ZOZO〈3092〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は15億7,800万株、売買代金は3兆9,321.76億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、その他製品、非鉄金属、機械、保険業、電気機器などが上昇した一方、鉱業、証券業、電気・ガス業、サービス業、水産・農林業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位がバロックジャパンリミテッド〈3548〉で+74円(+10.41%)の785円、2位が日本製鋼所〈5631〉で+590円(+10.05%)の6,463円、3位がスター・マイカ・ホールディングス〈2975〉で+79円(+8.65%)の992円となりました。
一方下落率は、1位がアイ・アールジャパンホールディングス〈6035〉で-150円(-16.76%)の745円、2位がセレス〈3696〉で-297円(-14.12%)の1,806円、3位がgumi〈3903〉で-84円(-13.75%)の527円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは46銘柄、年初来安値を更新したのは12銘柄でした。
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