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街全体の完成度を高める取り組み
まちびらきに向けて、デベロッパーと行政は街全体の完成度を高めるための様々な施策を進めてきました。晴海フラッグは、単に住宅が立ち並ぶだけではなく、都市機能がバランスよく融合した“新しい生活空間”を目指しています。そのために、次のような取り組みが行われています。
●道路・歩行者空間の最終整備
道路の改修、歩道の拡幅、景観を考慮した街路樹の植え替え、夜間照明のデザインの改善などが行われ、住民が安全かつ快適に移動できる環境が整えられています。
●防災・防犯対策
災害時に備えた避難ルートや備蓄倉庫の整備、さらに防犯カメラネットワークの拡張など、安全性を高める施策が導入されています。
●公共施設の拠点化
教育施設、コミュニティセンター、区民サービス窓口などの公共機能が街区内に集約され、住民が役所まで行かずとも日常生活に必要な行政サービスを受けられる体制が目指されています。
2023年時点で、いくつかのデベロッパーから公開されている資料によれば、分譲棟の入居率はすでに80~90%に達しているといわれます。一部の棟では抽選倍率が非常に高く、中古市場に出る物件も少ない状況です。
このことから、晴海フラッグの需要は供給を大きく上回っていると考えられます。さらにまちびらき以降、商業区画や公共サービスが充実することで、生活の利便性が一層向上し、空室リスクはさらに低下すると予測されています。
まだまだ「序章」にすぎない
特に私が強調したいのは、晴海フラッグは「五輪後に完成した街」ではなく、「これから進化していく街」だという点です。確かに建物や基本的インフラは整っていますが、真の魅力はこれから住民と地域が協力して作り上げる地域社会にこそあります。
まちびらきという節目を迎えたことで、街の本当の可能性が大きく開かれる――この“未完成”ゆえのワクワク感こそ、投資家にも実需層にも魅力的に映るのではないでしょうか。
和田 真樹
銀座プランニング 代表
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