(※写真はイメージです/PIXTA)

夫婦で高額の借入れを行い、タワマン購入層の主役に躍り出たパワーカップルたち。しかし「夫婦2馬力でタワマン購入」には思わぬ落とし穴が潜んでいます。神奈川県内のとあるタワマンに住む40代共働き夫婦の事例をみていきましょう。FP Office株式会社の橋本徹氏が解説します。

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高井家に迫る「老後破産危機」…脱出策は?

「もう見るに堪えなくて……。私は思い切ってタワマンを手放して、背伸びしない環境で生活したいと思っているんですが、この話をすると主人の機嫌が悪くなるんです。なので、なかなか切り出せず……私からは、夫が命を削りながら住んでいるようにみえます」

 

開口一番、高井さんの妻は、相談にいたった経緯を話してくれました。

 

引っ越し当初の充足感は見る影もなく、いまの高井さんは日々大きなストレスと不安に押しつぶされそうだと妻は心配します。しかし高井さん本人は、タワマンを手放すという選択肢は持てていないようです。

 

「子どもを転校させたくない」というのが一番の理由でしたが「やっと手に入れた理想の生活を手放したくない」という執着心も決断の邪魔をしています。

 

とはいえ、高井家の家計はこのままでは確実に崩壊してしまいます。今後の収支をシミュレーションしたところ、夫妻は定年後まもなく老後破産危機を迎える結果となりました。

 

アクションプランをもとに「売却」か「住み続ける」かを決めることに

具体的な数字を見せたことで高井さんも冷静さを取り戻し、最終的には「売却を検討するしかないですかね」と言ってくれました。

 

とはいえ、売却以前に家計改善を図ることができれば、住み続けることも検討できます。そこで「すぐに行動に移さず、まずは一緒に具体的なアクションプランを立てましょう」と提案し、夫婦は同意してくれました。

 

まずは、腕時計やバッグといった変動費を抑えることを最初の目標とし、定期的にFPと家計の状況を見直すことにしました。

 

住宅は人生で一番高い買い物…購入の際は慎重に検討を

ステータスの象徴ともいえるタワマンはとても魅力的です。しかし、高井さんのように無理に住み続けることでストレスを感じ、購入当初に描いていた生活とはかけ離れたものになる可能性もあります。

 

タワマンに限らず、住宅は多くの人にとって人生で一番高い買い物です。購入時はあらゆるリスクを考慮し、可能であれば専門家に相談のうえで購入を検討されるとよいでしょう。

 

 

橋本 徹

FP Office株式会社

ファイナンシャルプランナー

 

 

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