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世帯年収1,200万円…タワマン購入を決意した共働き夫婦
今回の相談者は神奈川県在住の高井さん(仮名・40歳)。高井さんには同い年の妻と6歳の息子がおり、世帯年収は約1,200万円です。
子どもが小学生になるまでにマイホームを購入したいと考えた高井夫妻は、通勤・通学に便利な駅近の物件を探すことにしました。
すると探し始めて間もなく、いつも利用しているターミナル駅の再開発でタワマンが建設されることを知りました。
「ここなら通勤の負担も軽くなるし、公園や大型商業施設もオープンするから子育て環境もよくなる。なんといっても、憧れのタワマンに住むことができる……」
こう考えた高井さんは、早速モデルルームの商談予約をしました。
自分たちの収入で購入できるのか不安もありましたが、階によって値段が異なることから、高層階は厳しかったものの低層階であればなんとか買えそうです。そこで、ペアローンを組み、憧れの駅近タワマンを購入することにしました。
そして、無事に審査を通過し、夢のタワマン生活がスタート。
高井さんの思惑どおり通勤は楽になり、子どもが遊べるきれいな公園もすぐそばにあります。買い物は大型商業施設で、日用品から衣類までなんでも揃います。高井さんが理想としていた生活を手に入れることができました。
夢のタワマン生活から数年後の悲劇
しかし、住み始めて数年経ったころ、高井さんがポストを確認すると白い紙が入っていました。開いてみると「管理費・修繕積立金値上げのお知らせ」と書いてあります。
それまで月4万円だった管理費・修繕積立金が、月6万5,000円まで値上がりするとのことでした。
「購入するときも値上がりすることがあると説明を受けていたし、暮らしを維持するために必要であることは理解できる。だけど……今後いくらまで値上がりするんだろう……」
高井さんは一抹の不安を覚えました。ちょうどそのころ、息子が「友達と一緒の習い事がしたい」と4つ目の習い事を始めたこともあり、貯蓄に回せるお金がどんどん少なくなっていたのです。
共働きのため日々の生活費はなんとか賄えていますが、一番お金のかかる大学費用とリタイヤ後の資金への不安は日々大きくなっていきます。