4月24日の日経平均株価は、前日比170.52円高の35,039.15円で取引を終えました。この日の東京市場では、トランプ米政権による対中関税の見直し観測や日本に対する円安是正懸念の後退、また自動車産業を対象とした特定の関税軽減検討といった好材料が追い風となり、日経平均は一時400円超上昇するなど買い優勢の展開でした。もっとも、日経平均の心理的な節目である35,000円近辺では戻り待ちなどの売りが出やすかったとみられます。また、中国が米関税政策を巡って米国側を非難したと伝わるなど先行きは依然不透明との見方が大勢のなか、積極的な上値追いの動きとはなりませんでした。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが131銘柄、値下がりが94銘柄、変わらずが0銘柄。
日経平均株価の寄与度上位は、東京エレクトロン〈8035〉、アドバンテスト〈6857〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、TDK〈6762〉、信越化学工業〈4063〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、KDDI〈9433〉、コナミ〈9766〉、ファーストリテイリング〈9983〉、バンダイナムコHD〈7832〉、ニトリ〈9843〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は18億8,700万株となり前日と比べて上昇した一方、売買代金は4兆1,451.07億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、その他製品、非鉄金属、保険業、海運業、輸送用機器などが上昇した一方、陸運業、食料品、不動産業、小売業、水産・農林業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の上昇率は、1位が野村マイクロ・サイエンス〈6254〉で+229円(+10.46%)の2,419円、2位が大阪チタニウムテクノロジーズ〈5726〉で+118円(+7.79%)の1,633円、3位が東京エネシス〈1945〉で+71円(+6.77%)の1,120円となりました。
一方下落率は、1位がGMOインターネット〈4784〉で-267円(-9.73%)の2,478円、2位がクオールホールディングス〈3034〉で-205円(-8.72%)の2,147円、3位がトーメンデバイス〈2737〉で-405円(-7.51%)の4,985円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは39銘柄、年初来安値を更新したのは1銘柄でした。
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