「迂回話法」はやめておく
質問を受けたときの「迂回話法」はやめてください。私が勝手につくった言葉ですが、「結論から遠回りする話し方」のことです。たとえば、質問されて、その回答をしないまま状況説明で終わってしまったり、話しているうちに何が言いたいか自分でも最後までわからなかったりすることはありませんか?これははっきり言って嫌われる話し方であり、話も前に進みません。注意するポイントを考えてみましょう。
迂回話法のようになってしまう人は、たとえば「AプランとBプランのうち、今候補と考えているのはどちらですか?」と聞かれたことに対して、AかBかをはっきり回答しないまま、現在感じている気持ちや状況などから始まり、結論に至るまでを時間をかけて話すような回答になりがちです。
最終的にAかBかの結論が出てくれば、まだよいのですが、たまに結論までいかずに、話を締めくくる人もいます。これでは話の内容が不明瞭になりがちで、時間をムダに使うことにもなります。質問をした相手もイライラを感じてしまうでしょう。理想は「Aです」と結論を言ってから、その理由や状況説明に移ること。明確で論理的な話し方になり、信頼されやすくなります。
エグゼクティブプレゼンスのトレーニングを申し込んでくる人は、「頼りなく見られてしまう」悩みを持つ人も多いのですが、そのような人は多い割合で、この迂回話法になる人です。あなたも、一度自分の話し方を見直してみてください。ほとんどが自分では気づかず、指摘されてはじめて気づく人が多く感じます。
これは、自分に自信がないため、明言することを無意識的に抑制する傾向が出るからだと思われます。自分で気がついたら、早めにそのような傾向は解消してしまいましょう。
解消方法の基本は、自分の仕事に対してしっかり責任を持ち自信を高めることですが、何かを聞かれたら「自分の結論は〇〇」と意識的に考えるようにしてください。また、「結論を言ったかどうか」を話終わりに自分で確認するクセをつけてください。簡単な意識づけですが、意外と効果的です。
自分の結論を意識し、明確で論理的な話し方・答え方をする
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