2月3日の日経平均株価は、米国の中国・メキシコ・カナダへの関税措置によるネガティブな影響が懸念されるなか、今年最大の下げ幅となる前日比1,052.40円安の38,520.09円で取引を終えました。2月1日、トランプ米大統領はメキシコとカナダからの輸入品に対して25%の関税を、中国に対しては10%の追加関税を課す大統領令に署名しました。これにより、対象国による米国への報復措置など、経済的にネガティブな影響が強まるという懸念が強まっており、株式市場では終日リスク回避の動きが優勢に。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが16銘柄、値下がりが209銘柄、変わらずが0銘柄とほぼ全面安の展開でした。
日経平均株価の寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、アドバンテスト〈6857〉、TDK〈6762〉、ファナック〈6954〉、東京エレクトロン〈8035〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、コナミ〈9766〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、ZOZO〈3092〉、住友ファーマ〈4506〉、アルプスアルパイン〈6770〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は24億8,500万株、売買代金は5兆5,629.68億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、情報・通信が上昇した一方、輸送用機器械、精密機器、パルプ・紙、機械、非鉄金属などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が山陽特殊製鋼〈5481〉で+500円(+24.99%)の2,501円、2位が住友ファーマ〈4506〉で+100円(+16.39%)の710円、3位がフジ・メディア・ホールディングス〈4676〉で+315円(+14.38%)の2,506円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がバリューコマース〈2491〉で-300円(-24.79%)の910円、2位がエス・エム・エス〈2175〉で-400円(-23.97%)の1,269円、3位がエンプラス〈6961〉で-950円(-17.66%)の4,430円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは34銘柄、年初来安値を更新したのは46銘柄でした。
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