副業を始める際、基本的に必要になるのが元手となる「種銭」です。種銭の効率的な捻出法は劇的な節約生活などではなく、意外とシンプルな心掛けであるといいます。本記事では、数億円の資産を保有する元メガバンカーの坂下仁氏の新刊『新版いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)より一部を抜粋し、副業の資本金を無理せず貯める秘訣を解説します。
元手となる「種銭」の捻出法はシンプル
副業をする際、情報ビジネスのようにわずかな軍資金で始められるものもありますが、物販ビジネスや賃貸ビジネスではそれなりの元手が必要になります。その元手となる「種銭」をどうやって捻出すればよいのか?
種銭を準備する段階で大切な考え方は、じつはとてもシンプルです。なぜなら、足し算と引き算から成り立っているからです。要は、財布への「入り」を増やして(足し算)、「出」を少なくする(引き算)。それだけなのです。
考え方自体はこのようにシンプルで簡単なのですが、実践するのが難しい。そこで、ここではポイントとなる考え方をしっかりと押さえておきましょう。
財布への「入り」を増やすため、エンジンを2つにする
最初に、財布への「入り」を増やす方法からお話ししましょう。じつは、種銭をつくる段階では、「自分のため」に、時間(労働力)を切り売りするのが一番手っ取り早い方法になります。
なぜなら、収入が安定している上に、働いてからお金をもらえるまでの間にタイムラグがないからです。
「他人のため」に貢献しても、当初は収入が不安定な上に、あなたの手許にお金が流れ込んでくるまでの間には大きなタイムラグが発生してしまうので、種銭を貯めにくいのです。
したがって、この段階では夫と妻の共働きが理想的です。私たちが破産の縁に立たされた際にも、妻は「お金のために」パートやバイトに出て働きました。小さなエンジンが2つあったからこそ、種銭も早く貯まったのです。
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お金のソムリエ協会会長
メガバンク行員として30年近く、個人の資産形成や数千件の法人融資にかかわり、支店長の相談役として全店を指導してきた。副業で始めたセミナーは100組超のキャンセル待ちが続き、3年間で1,000組超が受講する人気セミナーとなる。
50歳でセミリタイアしてお金のソムリエ協会を設立し、認定講師を育成。多忙なビジネスマン、副業しにくい公務員、経営者や士師業、パートや主婦、海外在住者など、受講生は6千数百名。大家業、輸出入などの物販、講師業、コンサルタント、アフィリエイト、クリエイター、ライターなど副業分野も多岐にわたり、実践者の収支は1年で数十万~一千万円増加した。
本業以上の副収入を得てセミリタイアする会員や商業出版する会員も続出。「週刊ダイヤモンド」「THE21」「PRESIDENT」「日経マネー」「ダイヤモンドZAi」「朝日新聞」など数十の雑誌・新聞・TV・ラジオでも紹介される。
主な著書は『新版 いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)、『とにかく妻を社長にしなさい』(サンマーク出版)、『40代からは「稼ぎ口」を2つにしなさい』(ダイヤモンド社)など、累計26万部。海外でも中国語版、韓国語版、タイ語版が出版され、版を重ねている。
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