人間の欲求には際限がない…だからお金が貯まらない
サラリーマンが副業をする場合、ビジネスの種類によってはそれなりの元手が必要になります。その「種銭」をどう捻出するかの考え方について前回ご紹介しました。
夫婦共働きで財布への「入り」を増やす、ふるさと納税を活用する、いくら・いつまでに貯めるかを明確にすることなどがポイントです。これらに加えて、確実に種銭をつくっていくコツがあります。
種銭をつくる段階では、基本的にはサラリーマンとしての給料が柱となります。その際に重宝するのが「新NISA」のつみたて投資枠や財形貯蓄です。給料の1〜2割程度でしたらムリなく貯められるはずです。
私がサラリーマンの頃はNISA自体がなかったので、約2割を財形貯蓄に回しました。なお、個人型確定拠出年金「iDeCo」は60歳まで引き出しできないので、種銭づくりには向いていません。
なぜ、新NISAのつみたて投資枠や財形貯蓄を活用するかというと、お金はあればあるだけ使ってしまって、なかなか貯まらないからです。これを、「支出の額は収入の額に達するまで膨張する」パーキンソンの第2法則といいます。
なぜ、全部使ってしまって貯まらないのか、その理由をご存じでしょうか? 理由はシンプルで、欲求や欲望のおもむくままにお金を使ってしまっているからです。人間の欲求には際限がありませんので、物理的なリミッターである「収入の額」まで使いきってしまうのです。
つまり、現実の支出の状況がいつの間にか「支出の額=欲望を満たすまで」となっているわけです。「支出の額=必要経費」に抑えることができれば、誰も苦労はしないのですが、ほぼ不可能な芸当です。
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