今月もまた給料ぜんぶ使ってしまった…。お金を貯めるのに「意思の力」がまったくあてにならない納得の理由【資産数億円の元メガバンカーが解説】

今月もまた給料ぜんぶ使ってしまった…。お金を貯めるのに「意思の力」がまったくあてにならない納得の理由【資産数億円の元メガバンカーが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

副業を始めるには元手となるお金が必要だけど、なかなか貯められない……。そもそもお金が貯められないと悩む人が多いのは、人間には「欲求のままに金銭を使ってしまう」習性があるからだといいます。記事では坂下氏の新刊『新版いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)より一部を抜粋し、副業の元手となる「種銭」を貯める秘訣を解説します。

人間の欲求には際限がない…だからお金が貯まらない

 

サラリーマンが副業をする場合、ビジネスの種類によってはそれなりの元手が必要になります。その「種銭」をどう捻出するかの考え方について前回ご紹介しました。

 

夫婦共働きで財布への「入り」を増やす、ふるさと納税を活用する、いくら・いつまでに貯めるかを明確にすることなどがポイントです。これらに加えて、確実に種銭をつくっていくコツがあります。

 

種銭をつくる段階では、基本的にはサラリーマンとしての給料が柱となります。その際に重宝するのが「新NISA」のつみたて投資枠や財形貯蓄です。給料の1〜2割程度でしたらムリなく貯められるはずです。

 

私がサラリーマンの頃はNISA自体がなかったので、約2割を財形貯蓄に回しました。なお、個人型確定拠出年金「iDeCo」は60歳まで引き出しできないので、種銭づくりには向いていません。

 

なぜ、新NISAのつみたて投資枠や財形貯蓄を活用するかというと、お金はあればあるだけ使ってしまって、なかなか貯まらないからです。これを、「支出の額は収入の額に達するまで膨張する」パーキンソンの第2法則といいます。

 

なぜ、全部使ってしまって貯まらないのか、その理由をご存じでしょうか? 理由はシンプルで、欲求や欲望のおもむくままにお金を使ってしまっているからです。人間の欲求には際限がありませんので、物理的なリミッターである「収入の額」まで使いきってしまうのです。

 

つまり、現実の支出の状況がいつの間にか「支出の額=欲望を満たすまで」となっているわけです。「支出の額=必要経費」に抑えることができれば、誰も苦労はしないのですが、ほぼ不可能な芸当です。

 

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※本連載は、坂下仁氏の著書『新版いますぐ妻を社長にしなさい』(フォレスト出版)より一部を抜粋・再編集したものです。

新版 いますぐ妻を社長にしなさい

新版 いますぐ妻を社長にしなさい

坂下 仁

フォレスト出版

メガバンクの銀行員時代、株で失敗して破産寸前まで追い詰められた著者が、5年で借金を返済して数億円の資産を築いた秘策を記した10万部のベストセラー『いますぐ妻を社長にしなさい』(初版は2014年刊行)。 この新版では…

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