1月28日~2月3日の「FX投資戦略」ポイント
<ポイント>
・先週の米ドル/円は、155円台中心に方向感の定まらない展開が続いたが、「トランプ関税」への警戒感が後退したことなどを手がかりに一時米ドル安・円高に振れる場面もあった。
・投機筋のポジションを見ると、過去最高に迫るまで拡大した米ドル買い越しが、先週は縮小した。これは「トランプ関税」関連取引の“行き過ぎ”修正が始まった可能性を感じさせる。
・「トランプ関税」関連取引の“行き過ぎ”修正は基本的に「米金利低下=米ドル安」要因。以上を踏まえ、今週の米ドル/円は152.5~157.5円で予想。
先週の米ドル/円…「トランプ関税」警戒後退で一時155円割れ
先週の米ドル/円は、155円台を中心に方向感の定まらない展開となりました(図表1参照)。
トランプ氏が正式に米大統領に就任しましたが、関税引き上げは警戒されたほど過激にはならないという見方が強まり、また日銀の追加利上げなどが材料視され155円を割れる場面もありましたが、さらなる続落には至りませんでした。
ところで、過去1ヵ月あまりの米ドル/円は日米の短期金利差との連動が薄れた状況が続いています。
もしも米ドル/円と2年債利回り差との連動が続いていたら、基本的に155円以上に上昇することはなかったでしょう(図表2参照)。
米ドル/円が155円以上に上昇したのは、日米の長期金利、10年債利回り差米ドル優位が拡大したことによるものでした(図表3参照)。
この長期金利差が最近もっとも影響を受けるのが、トランプ大統領の関税政策でしょう。こうした関係がこの先も続くなら、米ドル/円の行方は「トランプ関税」を受けた「日米長期金利差」が最大のカギを握るということになります。
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