5月12日~5月18日の「FX投資戦略」ポイント
<ポイント>
・GW中も介入継続の可能性から、米ドル反発限られる。ただ原油・米金利下げ渋りで、米ドル155円割れには至らず。
・ベッセント財務長官の来日で「投機円売り」問題も議題になる可能性。円安阻止政策は2024年までとは変わり米国が強く関与の可能性。一段の円高拡大に注目。
・今週の米ドル/円は153~158円と予想。
先週の振り返り…GW中「追加介入」も、155円割れには至らず
4月30日、日本の通貨当局が2024年以来の米ドル売り・円買い介入に出動したとみられたことをきっかけに、米ドル/円は160円台から155円台まで急落しました。その後158円近くまで反発すると、日本のゴールデンウィーク(GW)中にも1~2回追加介入があったとみられます。しかし、結果として155円を割れるまでには至りませんでした(図表1参照)。その理由はなんだったのでしょうか。
背景にある「原油」と「米金利」の下げ渋り
イラン危機、とりわけホルムズ海峡封鎖による原油供給懸念が強まるなか、原油価格は急騰しました。米金利も、値動きの激しい原油価格に連動するような形で反応する局面が続きました(図表2参照)。
原油価格はその後、イラン戦争の終結期待から反落する場面もありましたが、WTI(ウェスト・テキサス・インターミディエイト)は依然として100米ドル前後の高値圏で推移。このため米金利も下げ渋る動きが続きました。
こうしたなかで、日米の金利差(米ドル優位・円劣位)の縮小幅も小幅にとどまりました(図表3参照)。
介入後も米ドル/円が155円を割れに至らず、下げ渋る展開となった背景には、原油価格の下げ渋りと、それに伴う米金利の下げ渋りが大きく影響したと考えられます。




