11月29日の日経平均株価は、前日の米株安や為替市場での円高進行が重荷となり、下落してスタート。前日に上昇が目立った東京エレクトロン〈8035〉やソフトバンクグループ〈9984〉などの値がさ株に売りが広がりました。もっとも、日経平均株価が38,000円を下回る水準では押し目買いの動きが目立ち、指数は下落幅を縮小、前日比141.03円安の38,208.03円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが73銘柄、値下がりが150銘柄、変わらずが2銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、東京エレクトロン〈8035〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、トヨタ自動車〈7203〉、キッコーマン〈2801〉、ソニー〈6758〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、リクルートホールディングス〈6098〉、NTTデータ〈9613〉、アドバンテスト〈6857〉、ニトリ〈9843〉、TDK〈6762〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は16億2,400万株、売買代金は3兆5,973.69億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、銀行業、保険業、繊維製品、サービス業、電気・ガス業などが上昇した一方、輸送用機器械、機械、精密機器、電気機器、海運業などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位がワールド〈3612〉で+268円(+13.89%)の2,198円、2位がアイチ コーポレーション〈6345〉で+120円(+9.55%)の1,376円、3位がグッドコムアセット〈3475〉で+73円(+9.29%)の859円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がユニチカ〈3103〉で-49円(-20.16%)の194円、2位がさくらインターネット〈3778〉で-305円(-6.28%)の4,550円、3位がダイヤモンドエレクトリックホールディングス〈6699〉で-32円(-5.88%)の512円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは29銘柄、年初来安値を更新したのは20銘柄でした。
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