9月27日の日経平均株価は、午後に自民党総裁選の投開票が始まり、高市氏が新総裁に就任する可能性が意識されると、金利低下・円安に伴う“高市トレード”が盛り上がり大幅高に。前日比903.93円高の39,829.56円と、7月31日以来およそ2ヵ月ぶりの水準で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが153銘柄、値下がりが71銘柄、変わらずが1銘柄。
しかし、大引け後に決選投票で石破元幹事長が選ばれると、日経先物は急落。さらに為替相場でも急激な円高が進むなど、時間外のマーケットは「株安・円高」の様相を呈している。
日経平均株価の寄与度上位は、東京エレクトロン〈8035〉、ファーストリテイリング〈9983〉、アドバンテスト〈6857〉、信越化学工業〈4063〉、ダイキン工業〈6367〉となり日経平均を押し上げた一方、寄与度下位は、KDDI〈9433〉、リクルートホールディングス〈6098〉、武田薬品工業〈4502〉、第一三共〈4568〉、ソフトバンク〈9434〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は22億4,900万株、売買代金は5兆6,354.63億円となり、前日と比べて増加。
業種別では、精密機器、機械、化学、不動産業、電気機器などが上昇した一方、銀行業、石油・石炭製品、パルプ・紙、鉱業、鉄鋼などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が東邦亜鉛〈5707〉で+133円(+13.59%)の1,112円、2位が日本マイクロニクス〈6871〉で+360円(+9.05%)の4,340円、3位がミガロホールディングス〈5535〉で+155円(+9.01%)の1,875円となりました。
一方、値下がり下位は、1位がオークワ〈8217〉で-79円(-8.19%)の886円、2位がライフドリンク カンパニー〈2585〉で-171円(-8.18%)の1,919円、3位が北越コーポレーション〈3865〉で-117円(-6.94%)の1,570円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは88銘柄、年初来安値を更新した銘柄はありませんでした。
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