9月25日の日経平均株価は、米長期金利の低下や中国当局による追加の景気刺激策への思惑などを背景に、ハイテク株を中心に上昇する場面もみられましたが、買いは続かず。指数は前日までの4営業日でおよそ1,700円上昇していたため、利益確定の売りがでやすかったほか、日経平均株価の価格帯別売買は38,000円~39,000円のボリュームが大きいことから、この水準では戻り待ちの売り圧力が強まるとみられています。結局、日経平均株価は前日比70.33円安の37,870.26円で取引を終えました。日経平均構成銘柄の騰落数は、値上がりが117銘柄、値下がりが108銘柄、変わらずが0銘柄。
日経平均株価の寄与度下位は、ファーストリテイリング〈9983〉、ソフトバンクグループ〈9984〉、テルモ〈4543〉、東京エレクトロン〈8035〉、協和キリン〈4151〉となり日経平均を押し下げた一方、寄与度上位は、アドバンテスト〈6857〉、ファナック〈6954〉、ダイキン工業〈6367〉、安川電機〈6506〉、TDK〈6762〉となりました。
また、東証プライム市場の売買高は16億1,200万株、売買代金は3兆8,404.61億円となり、前日と比べて減少。
業種別では、機械、空運業、パルプ・紙、ガラス・土石製品、輸送用機器械などが上昇した一方、保険業、銀行業、水産・農林業、精密機器、情報・通信などが下落しました。
東証プライム市場の個別銘柄の値上がり上位は、1位が日本新薬〈4516〉で+478円(+14.11%)の3,866円、2位がサイボウズ〈4776〉で+163円(+9.29%)の1,917円、3位がアクシージア〈4936〉で+47円(+8.06%)の630円となりました。
一方、値下がり下位は、1位が協和キリン〈4151〉で-406.5円(-13.11%)の2,693.5円、2位がセレス〈3696〉で-163円(-10.04%)の1,460円、3位がU-NEXT HOLDINGS〈9418〉で-420円(-7.38%)の5,270円で取引を終えました。
なお、年初来高値を更新したのは29銘柄、年初来安値を更新したのは2銘柄でした。
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