前回は、フィリピンの金融機関の融資審査でチェックされるポイントを説明しました。今回は、日本人のフィリピン不動産投資でありがちなトラブルについて見ていきます。
サラリーマン投資家が資金調達できないケースも・・・
そもそもフィリピン人は、身の丈を超えた買い物はしません。不動産投資において事故が多いのは、チャイニーズです。
日本人にありがちなトラブルは、資金調達ができないというケースです。サラリーマン投資家が、円安を理由に支払いを滞らせてしまうことがありました。
他にも支払い期日ギリギリになってから、ローンが組めなくて、お金の工面ができないということもあります。
投資家自身がプレビルドの仕組みを把握していない!?
なぜこんな事態になるかと言えば、投資家自身の見込みの甘さに加えて、仲介業者が詳しい説明をせず「とにかく儲かる」と煽ってしまっている……この2点が原因です。
プレビルドは、投資の世界では奥が深いもの。億万長者になる可能性を秘めているのですが、その仕組みを投資家自身が把握していない結果、失敗することもあるのです。
また最近はそこまで無責任な仲介業者は減ってきていますが、3年前に契約した物件であれば、彼らの仕事は3年前に仲介手数料をもらったところで終了してしまいます。業者として住宅ローンまで関わらず、後は自己責任というスタンスです。
GSR株式会社 会長
zukky PTE CEO
Gate of Assets Fundation director
一般社団法人フィリピンアセットコンサルティング 主席コンサルタント
1979年、愛知県生まれ。大原簿記専門学校卒業後、アパレル会社での勤務をへて、2000年、同業種で独立。同年自社ブランドを立ち上げ、卸、直営店舗を展開。その後、海外生産拠点を背景にOEM事業を開始。2005年にフィリピンに行き、1人のタクシードライバーに人生の生き方を考えさせられ、同地にて為替&アテンドビジネスをはじめ、もともとの事業を売却。その後、2007年にコンサル会社、2009年にPR会社を設立。2010年にフィリピンでオフショアのシステム会社が開発するフィリピン最大規模のITプラットフォーム事業へ投資。ハンズオンでビジネスの拡大の活動を続け数十の新規事業の立ち上げに貢献。2006年より子供たちの支援なども積極的に行いその功績により2022年にフランスの社会文化奨励勲章を受勲。
2014年にHallohallo Home incの事業構築サポートを行う中で、不動産売買仲介、管理、リーシング、内装、建築、ストリートチルドレン復学プログラム、人材派遣等、日本とフィリピンの双方にメリットのある事業が重要だと痛感する。フィリピン人や現地の弁護士、税理士、色々な人材に騙された事で自身で学びフィリピンでの成功パターンを習得したのだが、唯一不明だった現地の経済を動かす巨大財閥との付き合いにより、ほとんどの日本人の資産保全の思考が間違っていることに気が付く。2019年以降はシンガポールとフィリピン、アメリカ、イスラエル、フランスを中心に富裕層を対象にしたビジネスを構築。
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連載「フィリピン不動産投資」が資産形成に最適な5つの理由
ハロハロホーム マニラ本社
Director
ハロハロホームは、フィリピンのメトロマニラ首都圏のビジネス中心地マカティ市に本社を構え、フィリピン不動産投資や、フィリピンの土地販売を手がける企業。賃貸仲介サイトの運営、不動産管理、メンテナンス、内装、転売のサポートなど、購入・管理・売却まですべて対応できる強みを持つ。
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