前回は、フィリピンの金融機関の融資審査でチェックされるポイントを説明しました。今回は、日本人のフィリピン不動産投資でありがちなトラブルについて見ていきます。

サラリーマン投資家が資金調達できないケースも・・・

そもそもフィリピン人は、身の丈を超えた買い物はしません。不動産投資において事故が多いのは、チャイニーズです。

 

 

日本人にありがちなトラブルは、資金調達ができないというケースです。サラリーマン投資家が、円安を理由に支払いを滞らせてしまうことがありました。

 

他にも支払い期日ギリギリになってから、ローンが組めなくて、お金の工面ができないということもあります。

投資家自身がプレビルドの仕組みを把握していない!?

なぜこんな事態になるかと言えば、投資家自身の見込みの甘さに加えて、仲介業者が詳しい説明をせず「とにかく儲かる」と煽ってしまっている……この2点が原因です。

 

プレビルドは、投資の世界では奥が深いもの。億万長者になる可能性を秘めているのですが、その仕組みを投資家自身が把握していない結果、失敗することもあるのです。

 

 

また最近はそこまで無責任な仲介業者は減ってきていますが、3年前に契約した物件であれば、彼らの仕事は3年前に仲介手数料をもらったところで終了してしまいます。業者として住宅ローンまで関わらず、後は自己責任というスタンスです。

本連載は、2016年2月27日刊行の書籍『億万長者になりたければ、フィリピン不動産を買いなさい』から抜粋したものです。その後の税制改正等、最新の内容には対応していない可能性もございますので、あらかじめご了承ください。

億万長者になりたければ、 フィリピン不動産を買いなさい

億万長者になりたければ、 フィリピン不動産を買いなさい

鈴木 廣政・渡辺 頼子

幻冬舎メディアコンサルティング

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