羨ましい…70歳以上・年収156万〜約370万円以内の「一般的な年金受給者」に与えられた“医療費の特権”【経済ジャーナリストが解説】

羨ましい…70歳以上・年収156万〜約370万円以内の「一般的な年金受給者」に与えられた“医療費の特権”【経済ジャーナリストが解説】
(※写真はイメージです/PIXTA)

親が高齢になると病院にかかることも何かと増え、治療費も高額になってしまうのでは……と心配になるかもしれません。しかし、「親の医療費はそんなに高くない」と、“家計の専門家”として活躍する、経済ジャーナリストの荻原博子氏は言います。親の「老後」、そして自分の「老後」と上手く向き合うために、今のうちに正しい知識を身に付けておきましょう。

羨ましい…実はそんなに高額ではない「親」世代の医療費

親が高齢になれば、体に様々な支障が出て、病院通いが増えるのも仕方のないこと。でも、医療費が心配になりませんか?

 

実は、高齢者の医療費は、現役世代よりもかなり負担が少なくなっています。そこでまず、「公的医療保険」の基本的な自己負担割合から見てみましょう。

 

出所:『老後の心配はおやめなさい』(新潮社)より抜粋
[図表1]「公的医療保険」の自己負担割合 出所:『老後の心配はおやめなさい』(新潮社)より抜粋

 

健康保険や国民健康保険に加入している人の自己負担割合は1割から3割。70歳未満だと、小学校に入る前の小児を除いて3割負担となっています。

 

70歳から74歳までは、一般的には2割負担ですが、収入が高い人は3割負担。75歳以上は1割負担。高収入な人については3割負担ですが、[図表1]で負担割合が点線で囲まれているのは、2022年10月から、単身世帯年収で200万円以上(複数世帯は320万円以上)の人は2割負担になるという新しい制度が導入される予定の部分です。

 

これを見ると、3割負担の人が多く、3割負担だと、100万円の治療を受けたら30万円を自己負担しなくてはならないのかと思いますが、実際には、そんなに多く負担しなくてもいいようになっています。

 

なぜなら、「高額療養費制度」という、負担をより少なくする制度があるからです。この「高額療養費制度」について、具体的に見ていきましょう。

 

次ページ治療費に100万円かかったら「高額療養費制度」が適用

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    ※本連載は荻原 博子氏による著書『老後の心配はおやめなさい』(新潮社)より一部を抜粋・再編集したものです。

    老後の心配はおやめなさい

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    荻原 博子

    新潮社

    親の介護に必要な額が3000万円?! 準備すべき自分の老後資金は2000万?! わずかな年金だって破綻したらどうする?! 増えない貯金、揉める相続、かさむ医療費……その心配、本当にするべきなのでしょうか。不安になるのは知らない…

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