「一番行きそうもないところへ」年商2億円・地方起業家が〈起業する土地選び〉で重要なのは“直感を信じること”だと話すワケ

「一番行きそうもないところへ」年商2億円・地方起業家が〈起業する土地選び〉で重要なのは“直感を信じること”だと話すワケ
画像:PIXTA

「地方には仕事がないはウソ」──そう語るのは、出身は岐阜県だが、高知県で全財産50万円を投じて起業し、年商2億円まで成長させた起業家、坂元陽祐氏。本連載は、坂元氏の著書『まったく新しい「地方で起業して成功と自由を手に入れる」方法』(春陽堂書店)より、地方での起業の可能性について、一部抜粋して紹介します。

住みたい場所から考えてみる 

僕の場合は、ひょんなことから学生時代を過ごすことになった高知と、就職してから再び縁が深まった。結果、この地で起業することができた。運がよかったし、ありがたいと思っている。

 

一方で、何となく地方に移住してみたい、そこで仕事をしてみたいと思ってはいても、 「ここだ!」という出会いにはなかなか巡り合わない、という人も多いだろう。行き先の選択肢が出てこないために、なかなか計画や行動が前に進まず、憧れの段階で止まってしまっているというのはよく聞く話だ。

 

僕からアドバイスするとすれば、あまり難しく考えないこと。「一番行きそうもないところへ行こう」といういい加減な考えで、高知の大学に進学したのが、僕の場合はきっかけになった。まずはそれくらい気軽に考えてもいいのではないだろうか。

 

たとえば、寒さが苦手な人は、南に行くことを考えてみる。逆に、夏ごとに暑さにへきえきしている人なら、北に目を向けてみる。サーフィンが好きな人はサーフスポットを基準にして候補を選んでみる。

 

人に引っ張られてみるという手もある。たとえば、配偶者の地元はどうだろうか。街を歩いているとき、たまたま見かけたアンテナショップに入ってみて、自分に合いそうかどうか確かめてみる。一度でも「住んでみたい」と思った土地があるなら候補に入る。当たり前の話だが、今、ここで移住先を決めなさい! と迫られているわけではない。まずは縁をつくる、そのきっかけを起こすことが大切だ。気楽に、気楽に考えよう。

 

〈レッスン〉

 

仕事のことは横に置いて、住みたい場所を思い浮かべてみよう。できれば、近いうちにその地を訪れてみよう。頭の片隅で、そこに住むことを軽くシミュレートしながら。

 

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まったく新しい「地方で起業して成功と自由を手に入れる」方法

まったく新しい「地方で起業して成功と自由を手に入れる」方法

坂元 陽祐

春陽堂書店

岐阜出身の著者がなぜか高知で全財産50万円を投じて一人で起業。 この14年で年商2億円まで成長させた! 地方での起業はブルーオーシャンだと証明した。 ・「地方には仕事がない」はウソである  アンテナショップやUターン…

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