5.FOMC参加者の見通し
FOMC参加者(FRBメンバーと地区連銀総裁の19名 )の経済見通しは(図表1)の通り。
前回(6月)見通しとの比較では、実質GDP成長率で23年と24年が上方修正された。失業率は23年から25年を通じて下方修正された。PCE価格指数は23年と25年が小幅上方修正された。長期見通しに関する修正はなかった。
政策金利の見通し(中央値)は、23年が5.6%(前回:5.6%)と年内0.25%の追加利上げを織り込む水準が維持された(図表2)。ドットチャートでは追加利上げを織り込む人数が19人中12人と過半数を超える一方、年内据え置き予想は7人となった。
一方、24年が5.1%(前回:4.6%)とこちらは+0.5%ポイント上方修正され、24年の利下げ幅が前回の▲1.0%ポイントから▲0.5%ポイントに縮小する見通しが示された。
25年は3.9%(前回:3.4%)と前回から+0.5%ポイント上方修正されたものの、25年の利下げ幅は前回の▲1.25%ポイントから変更はなかった。今回追加された26年は3.9%と26年内に▲1.0%ポイントの利下げを織り込む水準が示された。
長期見通しは2.5%(前回:2.5%)と前回から変更はなかった。
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