サラリーマンが二拠点生活をするメリット・デメリット
メリット
まずはよい部分から説明していきます。メリットだけに注目してはいけませんが、頭に入れておきましょう。
■転職活動をする必要がない
会社勤めをしつつ二拠点生活をする場合、仕事はそのままでプレ移住生活を楽しめます。これはサラリーマンならではのメリットではないでしょうか。さらに福利厚生があるため、その点も大きな利点となります。
移住するうえで大きな壁となるのは、収入源の確保です。地方都市に仕事がないとはいいませんが、有効求人倍率は低い傾向にあります。希望する職種の求人が見つからない可能性もあるでしょう。なかには起業して経営者になったり、フリーランスに転身したりする人もいます。いずれにしても、安定した収入を得られるまでは安心できません。
会社員だから大丈夫とは言い切れませんが、正社員の身分を安易に手放すべきではないですね。
■第三の居場所ができる
サラリーマンは、職場と自宅を往復する生活になりがちです。最近は在宅ワークが増えて、オンラインでの業務に疲れを感じている人もいるかもしれません。二拠点生活になると、メリハリのある日常が待っています。仕事と余暇を楽しみたいなら、思い切ってサードプレイスに飛び込んでみましょう。
サラリーマンに限らず、交流の輪を広げることは人生の質を向上させることにつながります。居場所が変われば視野が広がり、仕事にも良い影響が生じるかもしれません。地域住民との交流で精神的な豊かさも手に入るでしょう。
■人生の選択肢が増える
サラリーマンはどうしても通勤時間を考えて住まいを選ばなければなりません。会社勤めをしている以上は致し方ないのですが、アクティブに活動したいと考えている人もいるはずです。そんな願いを叶えてくれるのが二拠点生活なのです。都会暮らしと田舎暮らしのいい部分を体験できるでしょう。
いつか本格的に移住したい人は、プレ移住を目的として二拠点生活してみるのも有効な手段です。田舎では地域住民だけでなく、移住者とも親しくなる機会があるかもしれません。多様な働き方や生き方があると肌で感じられ、人生の選択肢が増えると期待できます。
デメリット
以下ではマイナスの部分を紹介します。どうしてもメリットに目が向きがちですが、デメリットも把握しておかなければなりません。安易な気持ちで二拠点生活を実行し、後悔しないようにしてください。
■二拠点分の生活費がかかる
複数の場所で暮らすなら、当然その分の生活費が増えます。単純に考えると2倍になり、資金の確保が課題となるでしょう。
・食費
・家賃
・水道光熱費
・固定資産税
これらに加え、DIYや庭仕事にかかる費用や暖房費なども上乗せされます。各自の生活スタイルによって支出が異なるとはいえ、それなりの負担になると心得ましょう。
■交通費がかさむ
二拠点を行ったり来たりするうえで、交通費は必要経費となります。
・ガソリン代
・高速料金
・高速バスの料金
・飛行機や新幹線のチケット代
これらは削れない費用ですので、安く抑えるには往来の頻度や滞在期間を考えなければなりません。移動時間や距離が長いと、第二の拠点に行くのが面倒になります。近すぎず遠すぎず、ちょうどよい場所を選びましょう。
■リモートワークができない場合もある
二拠点生活をするうえで、リモートワークは必須です。しかし職種によっては、出社が義務付けられている場合もあるでしょう。あるいは企業の方針で在宅ワークができず、通勤が不可欠なケースもあります。
たとえリモートワークできるとしても、なかには変則的な勤務体制の人もいるでしょう。週末に必ず休めるとは限らず、予定を組むのが難しいパターンも想定されます。
上記のような事情を抱えているサラリーマンだと、二拠点生活を実行するのは至難の業かもしれません。
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