(※画像はイメージです/PIXTA)

生まれ育った場所や住んでいた場所とはまったく異なる地域へと移住する「Iターン移住」。「Iターン移住」をすると、自治体からさまざまな支援が受けられることを知っていますか? 本記事では、地方移住や2拠点・多拠点生活に関する情報発信メディアを運営する合同会社Stone intechの中嶋遼太代表が、Iターン移住の魅力について解説します。

Iターンとは?

「Iターン」とは、生まれ育った土地とは別の土地へ移住することを指します。主に、都会で生まれ育った人が地方へと移住するパターンに使われます。

 

たとえば、東京都で生まれ育った人が縁もゆかりもない福島県へ移住した場合などは「Iターン」移住と呼びます。都会とは異なるライフスタイルに憧れて移住を決意したり、故郷には無い自然などの要素を求めて移住する方が多いです。

Iターン移住者の体験談

Iターンを成功させるためには、自分にとっての理想的な地域や生活スタイルを見つけることが重要です。また、移住先での仕事や収入の確保、地域との交流など、さまざまな課題があるため、計画的な移住準備や情報収集が欠かせません。

 

体験談① 兵庫県→北海道帯広市へ移住

北海道が好きすぎて2014年に関西から北海道に移住。暇さえあれば道内各地を周っています。好きな土地を選んで住んでいるので、北海道での暮らしを満喫しています。日帰りや1泊2日で道内各地を旅行したり、最近はサウナが好きで、郊外の温泉やサウナによく行きます。春は桜前線、秋は紅葉前線を追って道内を巡ったり、夏は富良野へラベンダーを見に行ったり、冬は流氷を見に行ったり、飽きることがありません。

 

住みたい地域が決まっていれば、移住相談窓口に問い合わせれば詳しく教えてくれます。都市圏では「移住相談フェア」などが開催されるのでヒントがあるでしょう。しかし、慎重に検討することも大事ですが、考えすぎると動けないので思い切りも必要です。

 

体験談② 東京都→長野県上田市へ移住

埼玉県へプチ移住後に農業の魅力にハマりました。農業の修行、お金の問題を解決していく一方、どこに移住して農業をやるかは最後まで迷いました。最終的には私の嫁の母親の実家があった長野県上田市に決めました。1年に1回くらいは法事のときなどに行っていて、『自然豊かでいいところだな』と訪問の度に思ってたんです。

 

とてもボロいけどタダで使える空き家があったのも大きかったですね。また、上田市で農業の研修を行い、研修先では国の補助金を使って給料が支給され、その金額は年150万円。農業を学びながらお金をもらえるだけ有難いですが、それだけで生活するのは難しいので家賃がないのは助かります。田舎で家賃が安いとはいえ、最低でも数万円はかかりますからね。

 

体験談③ 東京都→兵庫県の淡路島へ移住

第1子の誕生をきっかけに家族で地方移住を決意。新潟県新潟市の田園風景のなかで育ち、東京都新宿区で働いていましたが、最終的に淡路島へ決めました。移住の過程では、移住相談員を通じて「子連れ移住をした人」や「地域おこし協力隊経験者」など、自分の属性に似ている人や経験を持っている人を紹介してもらい、情報収集を進めました。

 

家賃は7LDK+庭・倉庫付きで月3万円。将来的には古民家に移り住む予定ですが、よいと思う空き家に出会えるかは別問題。すぐ住めるような状態のよい空き家は、市場に出てこないことが多いです。

 

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