人気の移住先、厳選5県
ここでは、NPO法人ふるさと回帰支援センターによる2021年「移住希望地ランキング」をもとに、上位の都道府県を紹介します。
静岡県
静岡県の人口は70万人で、人口の多さは全国で10番目に入っています。静岡市などの都市では買い物や生活をするには困らないでしょう。首都圏へのアクセスがスムーズで、東海道新幹線で東京まで約60分で行ける距離にあります。自然に囲まれており、海・山・湖でのアクティビティを満喫できます。
静岡県では「静岡県移住・就業支援金制度」を実施しており、移住して就業・起業した人を対象に最大100万円が支給されます。静岡県公式移住サイト「ゆとりすと静岡」は仕事・住まい・暮らしに関する情報を紹介しています。各地域に住む先輩居住者の声も豊富で移住地を決めるヒントになるでしょう。
福岡県
福岡県は、年間平均気温が17.7度と温暖な気候で、1年中過ごしやすい地域です。名物が多く、食べ物が美味しいと移住者に人気で博多ラーメン、もつ鍋、水炊きなどがあります。福岡市はコンパクトな街で交通アクセスがよく、博多駅から天神のメインエリアまでは徒歩10分、福岡空港は地下鉄空港線と直結しています。
現在、福岡市では「天神ビックバン」プロジェクトが進行しており、新しい商業施設が増えています。これからますます天神エリアが便利になっていくでしょう。「福岡県移住・定住ポータルサイト福がお〜かくらし」は、おすすめの移住地はもちろん、8つの離島の情報も紹介しています。こちらでは、Zoomを使ったオンラインの移住相談が可能です。
山梨県
山梨県は富士山・南アルプス・八ヶ岳など標高の高い山に囲まれているため盆地になっており、夏は暑く冬は寒いという特徴が見られます。東京都に隣接しているため交通の利便性は抜群。JR中央本線山梨市駅から特急電車「あずさ号」や「かいじ号」に乗れば、約90分で東京に行けます。
県庁所在地の甲府市は商業施設が多く、ある程度便利な街に移住したい人におすすめ。甲州市はぶどうなどの果樹栽培が盛んな地域で、ワイナリーもある人気観光地として知られています。
山梨県は移住者へのサポートが手厚く、移住支援制度が充実しています。「やまなし暮らし支援センター」ではオンラインでの移住セミナーを開催しており、移住に役立つ情報を入手可能です。
広島県
県庁がある広島市は、コンパクトな街で交通の便も良く、大型ショッピングモールが点在していて便利な街になっています。また県内には世界遺産で有名な原爆ドームや尾道市などの観光地もあり、年間を通して観光客が多い地域です。
お好み焼き・牡蠣・もみじ饅頭は全国的に有名で、広島に行った際にはぜひ堪能したいところ。県南部に瀬戸内海があり、日帰りでのレジャーや、しまなみ海道でのサイクリングを楽しめます。観光客が多いため、移住者に対しても寛容な地域ですね。
2023年現在、広島県では「片道交通費支援制度」を実施しています。広島県を訪問する際の片道の交通費が支給されるため、現地に行く際にご利用ください。以下「ひろびろ-ひろしま移住サポートメディア」で詳しく紹介されています。
ひろびろ-ひろしま移住サポートメディア – 広島市 – HIROBIRO
愛媛県
四国最大の都市、愛媛県の中央にある松山市には50万人が暮らしています。年間平均気温は16.5度と温暖で、さらに気候が穏やかなため暮らしやすいでしょう。松山市以外にも、移住者に人気の地域があります。
宝島社『田舎暮らしの本』に掲載された「2023年版住みたい田舎ベストランキング」では、今治市が全部門を通じて1位、西条市が2位という結果でした。西条市は「うちぬき」と呼ばれる湧水が有名で、一部エリアでは上水道代が無料です。豊富な地下水がある地域ならではのメリットですね。
ちなみに日本最古の温泉街として知られる道後温泉は、夏目漱石の小説「坊ちゃん」にも登場する有名な観光地。県内外から多数の観光客が訪れる場所です。下記のポータルサイトでは、愛媛在住のコンシェルジュが相談に乗ってくれます。
仕事つきの移住で理想の暮らしを実現しよう
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合同会社Stone intech
中嶋遼太