慣れない土地で“仕事と住居”同時に探すのは不安…「地方移住」のハードルを下げる「住み込み」という選択肢

慣れない土地で“仕事と住居”同時に探すのは不安…「地方移住」のハードルを下げる「住み込み」という選択肢
(※写真はイメージです/PIXTA)

地方への移住を検討するにあたって、「見知らぬ土地で仕事と住居を同時に探すのは大変」という不安は大きいでしょう。地方移住の最初のステップとして、住居の心配がない住み込みの仕事を選んではいかがでしょうか。本記事では、地方移住や2拠点・多拠点生活に関する情報発信メディアを運営する合同会社Stone intechの中嶋遼太代表が、地方で住み込み求人が多い職種や仕事の探し方、人気の移住地域について解説していきます。

「住み込み移住」しやすい仕事の条件、3つ

住み込み移住の求人にはアルバイトから正社員まで、さまざまな仕事があります。なかには未経験でもできる仕事、家族がいてもOKな仕事、50代以上でも採用されやすい職種があります。以下、それぞれについて解説します。

 

未経験OK

未経験可の住み込み仕事は、全国各地に豊富にあります。移住を機に新しい仕事に挑戦するのも選択のひとつです。給与は仕事によって低くなる傾向があるため、家賃補助や水光熱費の補助の有無といった福利厚生の条件を必ずチェックしましょう。

 

家族・子持ち向け求人

(※写真はイメージです/PIXTA)
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数は減りますが「家族での入寮OK」という条件で募集している会社もあります。家族寮、家族向け社宅を保有しており、子供がいても安心して仕事を始められるでしょう。特に宿泊業や製造業での募集が多く、託児所を完備している会社もあります。

 

50代・60代向け

地方では50代、60代の人が活躍できる、シニア向けの住み込み仕事もあります。工場・軽作業の求人が多めですが、タクシードライバーや夫婦でのマンション管理人の仕事などもあります。地方では人手不足が慢性化しており、首都圏よりもシニア世代が採用されやすい特徴が見受けられます。

住み込み移住の仕事が見つかるサイト・窓口

住み込み移住の仕事を探す方法として、インターネット検索と相談窓口での対面相談があります。Web検索は条件を絞って探せるため便利ですが、地方での住み込み移住の求人はサイトに載っていないものもあります。希望の求人が見つからないときは、ネット検索と対面相談を併用してください。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
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住み込み移住求人サイト

日本全国の住み込み移住の求人が網羅されています。各地の求人を調べられるため、手軽で便利にリサーチできます。移住したい地域や職種を絞って検索すると、欲しい情報が見つかりやすいでしょう。移住したい地域がまだ決まっていない場合でも、どんな職種の求人が多いのか傾向をつかめます。

 

ハローワーク

ハローワークの求人インターネットサービスは、誰でも利用できます。自宅のパソコン、もしくは住んでいる地域にあるハローワークの求人検索パソコンからアクセスが可能。「地方就職支援センター」のある東京・大阪のハローワークでは、対面で住み込み移住に関する相談ができます。

 

参考: 地方就職支援コーナー 厚生労働省

 

認定NPO法人ふるさと回帰支援センター

東京・有楽町の東京交通会館内にある移住相談センター。施設内には地方移住に関する資料が常設されていて、情報収集するのに便利です。無料相談はWebから予約が可能。どこに移住したいか、自分に合った移住先を見つけるところから相談できます。各都道府県に専属の担当者がいるので、より具体的な話を聞けるでしょう。

 

参考: 国内唯一!全国の移住相談ができる窓口|ふるさと回帰支援

 

地方自治体の移住相談窓口

すでに移住候補地を絞っている人は、自治体の移住相談窓口に出向いてみましょう。市町村によっては、首都圏にも相談窓口を設置しているところがあります。専任コーディネーターが対応してくれるので、同時に移住支援金や補助金の相談も可能です。より自分の求める条件に合わせた相談ができるでしょう。「移住したい都道府県名+移住相談」で検索すると、ピンポイントで検索できます。

 

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