【Jグランドの人気WEBセミナー】
税理士登壇!不動産投資による相続税対策のポイントとは?
<フルローン可>「新築マンション」×「相続税圧縮」を徹底解説
「感情の老化」の進行をどう抑えるか
身体が衰えて自分でできないことが増えてくると、つまらない老後になってしまうという不安もあるでしょう。
ここで私が言いたいのは、たしかに高齢になるほどできないことは増えますが、できることも残ります。そのできることを大切に生きていれば、車いす生活になっても、最悪、寝たきりになっても楽しむことはできます。
本連載にも書きましたが、そんな例はいくらでもあります。
もうひとつ言っておきたいのは、この手の衰えというものは、身体や頭を使うとかなり遅らせることができることです。
逆に、コロナ禍などで自粛生活を送り、頭や身体を使っていないとどんどん衰えてしまいます。要介護になって人の世話になること、介護保険を使うことは決していけないこととは私は思いませんが、ご本人にとって不本意な老後になってしまうのであれば、歩ける限りは歩いたほうがいいし、仕事が続けられるなら続けたほうがいいということです。
ただ、若い頃には、身体を動かそう、頭を使おう、仕事をしようといったことが面倒とは感じなかったのが、年をとるにつれ、面倒くさいと感じるようになるのが通常です。これを私は「感情の老化」と呼んでいるのですが、これと闘わないとどんどん老化してしまいます。
また、前述の介護保険にしても、こちらは給料天引きの形でお金を払っていても、申請しないことにはことが進みません。どのように使うかもケアマネジャーという人が提示してくれますが、自分に合ったものを求めるなら勉強もしないといけません。
このように、老後は面倒くさいことが続きます。
しかし、そのような面倒を乗り越えることができれば、不安も解消されるし、かなりの部分で自分の思ったように動ける時期が長続きします。
和田 秀樹
和田秀樹こころと体のクリニック 院長
↓コチラも読まれています