「インターネットで完結」手軽な少額不動産投資
不動産投資には数千万円、場合によっては数億単位の資金が必要でハイリスク、ハイリターンというイメージをもっている人は多いでしょう。そのためリスクが低い少額不動産投資といわれても、なかなか始められない人がいるかもしれません。なかには不動産投資は複雑で手間がかかると思っている人もいるでしょう。
そんな人におすすめなのが「不動産クラウドファンディング」です。2017年の不動産特定共同事業法の改正によって生まれた、不動産投資の新しい仕組みです。改正により、不動産事業者の不動産クラウドファンディングへの参入のハードルが大きく下がり、投資家保護が進んだため、安心して投資できるようになりました。不動産事業者が投資を募って購入・運用し、賃料や売却などの運用益を投資家に分配してくれます。一口1万円から始められ、スマホやパソコンを使って、インターネットから不動産を選んで投資することができます。
投資の対象となるのは、賃貸マンションだけでなく、オフィス、ホテルや旅館、病院など、種類が多いのも特徴です。とくに後者は高利回りであることが多いのですが、投資額が高いので、不動産クラウドファンディングでなければ手が出ないといえます。投資の対象となる物件の情報も公開されているので、従来の不動産投資のように情報を分析して投資するかどうかを決めることができます。
投資物件の選定から申込の受付、分配金の受け取りまで、すべてインターネットで完結し、スマホさえあれば始められる手軽さもあってか、最近では注目されています。価格の変動も小さく、景気に左右されにくいのでリスクは低く、リターンは比較的安定しています。物件の運用・管理は不動産事業者が行ってくれるので、忙しい人にも向いています。投資家に物件の所有権はありませんが、まずは不動産投資の感覚をつかみたい人にもってこいといえるでしょう。
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