(※写真はイメージです/PIXTA)

ガソリンを始め、食品や日用品、家電など、生活に必要な商品が続々値上げしています。長期にわたりデフレが続いていた日本経済が、インフレに突入しようとしています。インフレといえば気になるのが金利の上昇です。ローン必須の不動産投資は今後どのような影響を受けるのでしょうか。インフレと不動産投資の関係についてみていきましょう。

インフレ(インフレーション)とは?

インフレ(インフレーション)とは、物価(物の値段)が上がることです。対義語として、物価が下がるデフレ(デフレーション)があります。

 

インフレの何が問題なのでしょうか。物の値段が上がることは、相対的に現金や預金の価値が下がることを意味します。

 

たとえば、いま1000円で買うことができていたものが物価上昇により、値上がりして2000円になった場合、1000円の現金を持っていても買うことができなくなり、相対的に現金の価値が下がってしまいます。

 

(※写真はイメージです/PIXTA)
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インフレに有利な価値が下がりにくいモノは?

今後、インフレになっていく前提として資産防衛の観点からインフレに有利なモノ、価値が下落しにくいモノはなんでしょうか。以下の3つの資産は、インフレに強いモノの代表格です。

 

①株式などの有価証券

インフレに強い資産として考えられるのが株式などの有価証券です。

 

株式は企業の業績を反映したものなので、インフレ下ではモノやサービスの単価が上昇し、それに伴って収益も伸びます。そのため、インフレ下でも企業の株価が上がり、資産価値が目減りしません。

 

②不動産や貴金属などの現物資産

不動産や貴金属などの現物資産はインフレ下にあっても価値が下落しません。現物資産を保有するのはインフレ対策として、手堅い選択肢だといえるでしょう。

 

特に貴金属のなかでも金地金は、どのような環境でも価値が変わらない安全資産として共通認識があります。そのため、インフレなど経済が不安定な局面で買われる傾向があり、価格も上昇する可能性が高いためインフレ対策資産として有力な選択肢になります。

 

③外貨

日本でインフレが起こると相対的に日本円の価値が下がります。こうした際に、外貨建ての資産を保有していれば、インフレの影響を受けないで乗り切ることが可能です。円資産しか持っていない人は、外貨建ての資産を取り入れてみてはいかがでしょうか。

 

現在、日本政府が掲げるインフレ目標は年率2%で、今後インフレが進む可能性があります。現預金だけではなく、インフレに強い資産も保有してインフレ対策をすることが必要です。

次ページ不動産投資がインフレに強い3つの理由

※本連載は、J Sync株式会社が運営する『OWNERS.COM』(https://cf-owners.com/)のコラムを転載したものです。

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