瞼周囲のあらゆる切開瘢痕とその合併症にお悩みの方
当院が開発した新技術により全切開二重形成や眼瞼下垂術後、下眼瞼や眉下切開瘢痕等に対して傷跡をキレイに修正できます。あらゆる不自然な二重ラインや食い込み、眼瞼下垂術後の過矯正を改善させることも可能です。それだけでなく、開閉眼障害や皮膚移植が必要な程の過剰切除、不自然な目や睫毛の形、上・下方三白眼、兎眼、ドライアイ、慢性結膜炎、左右差や睫毛の外反等、様々な切開後特有の合併症までも一度に治せるのです。
もちろん、多種多様な後遺障害を更に悪化させ得る再切開・切除や皮膚移植、凸凹や眼瞼下垂が悪化する脂肪・フィラー注入、真皮が菲薄化するステロイド注射、熱傷や引き攣れ、失明などのリスクが高いレーザー治療等も要しません。瘢痕や随伴症状の治療に特化した技術のパラダイムシフト(抜本的進化)が既にこの世に存在しています。過去全例、従来法に頼らずに治療や症状の改善ができており、2007年以来15年以上も独自に多数の実績を積み重ねています。
傷跡が目立たなくなるだけではない。他の症状も平癒します!
切開瘢痕に伴う慢性頭痛や顔面の歪み、ドライアイや開閉眼障害等、本医療コラム連載記事 第3回で述べた切開瘢痕特有の【瞼に生じ得る合併症】と【瞼以外にも波及する合併症】の殆ど全ての症状が軽快・根治し、機能回復と美容上の問題が解決できます。この治療法は保険適応外ですが、他院には無い最新医療技術です。初回片側165,000円(両側275,000円)で、必要時2回目以降は44,000円~55,000円で追加治療が受けられます。
傷跡をリセットした後は、二重ラインやクボミ・タルミ・眼瞼下垂を「フルオーダー」で再デザイン
尚、この切開瘢痕治療が一定の目標まで終了すれば、当院の新挙筋法や他の技術を組み合わせて、二重ラインの幅・形・開眼度・睫毛の形・瞼全体の左右差を更に改善させることも充分に可能になります。
【症例】:37歳 女性 眼瞼下垂術後の開閉眼障害と瘢痕を、メスを用いずに治療した症例
【他院手術歴】:31歳時 両側下眼瞼脱脂 & 両側上眼瞼 全切開タルミ切除術
35歳時 右内側のみ埋没法(2点固定 瞼板法)
上瞼眼切開後の瘢痕のせいで、埋没法だけでは結局(特に右内側の)ガタガタしたラインが治らなかった。瞼を閉じたときに、睫毛が揃わず皮膚も引き攣れて硬く凸凹しているので、瞼が開きづらく閉じにくい。ついでに改善できるのなら、瞼のクボミとタルミも改善させたい。
【当院治療法】:両側 上眼瞼 特殊施術計17回・新挙筋法1針2点(右瞼のみ:計2回)
【治療合併症】:内出血・炎症(発赤・熱感。・腫脹)・線維化等
ごくまれに糸露出・感染・後戻り・麻酔アレルギー等
【Dr.コメント】:
挙筋や挙筋腱膜を切断しない挙筋前転法はもっと深刻な合併症を招くことがあります。挙筋腱膜を1往復半折畳むことで短縮を図ったとしても、瞼の深層で滑らかに滑脱することが却ってうまくできなくなると挙筋の筋力が睫毛まで上手く伝わらずに、逆に開眼障害を併発し得るのです。また結紮力が強すぎると挙筋や腱膜組織が一部壊死や不用意な閊(つか)えを起こし得ます(上記症例でもその所見が認められています)。
新治療開発秘話
この新治療技術が誕生する直前ですが、「先生が治せないのならもう、自殺します」と訴えられた方がいらっしゃいました。切開や切除では治らないと判っていたとはいえ、当初ヒアルロン酸を注入しても、極限に薄めたステロイド注射を試してもあまりうまく治りませんでした。瘢痕は解除しても再癒着して再発するからです。試行錯誤の末、とうとうこの新技術に辿り着いてもう10年以上経過しています。
標準的な目安の平均的治療(効果評価判定に要する)回数は1クール4回程度ですが、重度なら数クール、軽度の症状なら1回の治療で完治した方もいらっしゃいます。最短で数週間毎に次の治療が受けられます。平均的なダウンタイムは初回目4~5日間、2回目以降は2~3日間と、一般的な埋没法や切開法と比較してもダウンタイム(過去症例の平均的経過)が圧倒的に短いのが特徴です。
詳細の技法は企業秘密ですが、針孔だけで治せます。御来院された患者様には全て御説明しています。
九野 広夫
医療法人美来会 理事長