安定収益、短期償却、社会貢献…トレーラーハウス投資の醍醐味
米国発祥で起源は「幌馬車」と考えられる、トレーラーハウス。その定義は「車両を利用した工作物」であり、法律上は「自走しない特別車両」として扱われる。建設地に縛られる「不動産」とは異なり、移動可能な「可動産」であるため購入コストは低く、登記の手間や固定資産税もかからない。このため近年は、新たな投資対象として注目を集めるようになった。
ソラナリゾート株式会社は2022年の8月よりトレーラーハウス事業を開始している。鴨川や軽井沢など風光明媚なロケーションに複数のトレーラーハウスを設置し、宿泊施設として展開。外装は予想よりはるかに豪華で設備も充実しており、プライベートドッグランはすべての施設に設置され、なかには露天風呂を備えたトレーラーハウスもある。
「トレーラーハウスは建物の建設が禁止されている市街化調整区域に設置可能で、投資の観点では土地代が非常に安価に済みます。用途制限があり、活用方法に悩んでいた土地オーナー様からも好評です。宿泊施設においては綿密な市場調査を行い、景観から近隣施設、そして宿泊費の相場までを調べ上げ、安定収益を確実に見込める場所を選定しています」
またトレーラーハウスは節税効果が高い。さらに災害発生とき、仮設住宅としての役割を果たす社会貢献度も注目に値する。
「トレーラーハウスは、2012年の法改正に伴い、『法的な自動車』のカテゴリーに追加されたので、減価償却期間は4年です。期間中の収入に対し、かなりの償却費を計上可能な『高利回りな節税商品』として注目に値するのではないでしょうか。
また弊社のトレーラーハウスはすべて災害時登録をしているので、要請があれば、オーナーの了承を得たうえで災害地へ移動、仮設住宅としてご活用いただけます。期間中は災害地の自治体から使用料が支払われますので、投資を継続しつつ社会貢献ができます。実際に今年、弊社のトレーラーハウスが石川県で活用され、被災者支援を行いました」
ソラナリゾートならでは…他社のトレーラーハウスにない魅力
さまざまなメリットから投資対象として注目を集めているトレーラーハウス。同様の業務を展開する企業が増加中の現在、ソラナリゾートのトレーラーハウスには、どのような魅力や強みがあるのだろうか。
「弊社のトレーラーハウスはツーバイフォー工法を採用し、造りは木造戸建てとまったく同じ、耐久性も変わりません。軽量鉄骨製のコンテナとは比べものにならないほど強く、耐震性能も高いのが特徴です。断熱材の使用はもちろん、ペアガラスや床暖房なども標準装備しているので、内部には高気密な空間が広がります。またYKKやリクシルなど、設備はすべて日本製。安心の使用感を実現しております」
ソラナリゾートはトレーラーハウスの普及促進を目指す「日本RV・トレーラーハウス協会」に加盟している。同協会には「災害発生時のトレーラーハウス活用や法整備」について、国土交通省や内閣府へ提言を重ねてきた実績があり、その理念や基本モデルを共有しているからこそ、仮設住宅として評価されるほど高性能なトレーラーハウスづくりを実現させている。
「弊社デザイナーのこだわりが反映された、おしゃれでスタイリッシュな内装も魅力のひとつです。『SNSに投稿したくなる空間』と自信を持っています。また水道や電気、下水などのインフラについて不安を抱く方もいらっしゃいますが、設置場所付近の水道管や電柱から引っ張ってくるというだけで、一般の戸建てと何ら変わりはありません。弊社はそれらの脱着工事や業者選定をすべてパッケージするかたちで設計し、『手間のかからない投資商品』として投資家のみなさまに提供しています」
25年2月開業…新業態「ビジネスホテル型トレーラーハウス」
ソラナリゾートは高原や浜辺など、リゾート気分を満喫できるロケーションに、ジェットバスやバーベキュー設備までを備えた豪華トレーラーハウスを設置してきた。そして2025年からは新たにビジネスホテル型業態をスタートさせる。
「弊社がこれまでに展開してきたのは、全長11m、幅3.4mのファミリー層向け大型トレーラーハウスでした。それよりもコンパクトなトレーラーハウスを用意し、ビジネスホテル型の新業態をスタートさせます。初期投資額は1,000万円程度と、投資家のみなさんにとって、以前よりも検討しやすいものになるかと思います」
場所は日本の空の玄関口にあたる成田国際空港の近く。都心まで90分程度の距離にあり、空港から送迎も行う予定だという。これまでのリゾート型業態では、1カ所に4~8台程度のトレーラーハウスを設置してきたが、ビジネス型業態では30台を設置する予定だ。
「コロナ禍を経て、インバウンド需要は右肩上がりに増加しています。深夜や早朝発着の飛行機を利用される外国人観光客にとって、非常に使い勝手のよい宿泊施設となるのは間違いないでしょう。
また現在、成田国際空港は空港機能の強化に取り組んでおり、面積拡張から滑走路の追加・延伸を進めています。これらの工事に従事する関係者により周辺では宿泊ニーズがひっ迫、宿泊料も高騰しています。弊社の新業態が設定する1泊7,000円程度の宿泊料金は大いに歓迎されるでしょう。空港の機能強化事業は2029年まで続くほか、周辺にゴルフ場や商業施設の新設も続々と予定されているので、継続的かつ安定的な需要が見込めると確信しています」
ソラナリゾートの市場調査によると、ベンチマークにしている同エリア・同業態の宿泊施設の稼働率は90%に近い高水準だという。ソラナリゾート新業態の立地は他社よりも有利であるうえ、13平方メートル程度の一室にベッドやシャワー、そしてテレビにWi-Fiと、ビジネスホテルに求める設備がすべて揃う。さらに洗練された雰囲気は幅広い層からの支持が期待できそうだ。
「ビジネスホテル業態は弊社にとっての新たなチャレンジで、今後はリゾートに次ぐ二本目の柱として展開していきます。現在、トレーラーハウスを活用したホテル事業の展開は関東圏がメインですが、日本全国に広げていきたいですね。
また地方都市に土地をお持ちの方々から『何かできないか』という相談も数多くいただいています。トレーラーハウスは地方創生との相性もよく、建物の建設とは異なり土地を荒らしません。無限に広がるその可能性を積極的に追及していきたいと思います」