部下のやる気を引き出す、2つのポイント
どの組織においても言えることですが、上の指示は、リーダーであるあなたのフィルターを通じて、部下には伝わっていきます。
要は、あなたの噛み砕き方が重要となってくるのです。
では、どのように伝えていくと、部下はやる気になっていくのか。次の2つのことが大切です。
- まずは、全体像を伝える
- 次に、いい事実を共有する
では、この2つの噛み砕き方のポイントを説明したいと思います。
1「全体像を伝える」
まずは、1の「全体像を伝えること」です。
目的やビジョン、グランドデザインを共有していることで、何のためにやっているのかが明確になり、部下のモチベーションは上がり、生産性が高まります。
また、全社の何パーセントの売り上げを担っている部署なのか、全社から見た役割などを伝えてあげることで、さらに貢献しようというマインドが高まります。
2「いい事実を共有する」
次に2の「いい事実を共有すること」です。
私は、この社内広報を徹底してきました。社員が、自分の所属しているチームをどう見ているかはとても大切です。
「自分たちのチームは絶好調だ」「爆伸びている」「仲間が次々と達成している」このように、いい情報をどんどん流すことで、いい事実を共有することになります。
それによって、いい前提がどんどん広まり、帰属意識が高まり、組織が活性化されていくのです。
特にリーダーであるあなたがやることは、「上層部との会議で、社長がうちの部署のことをよくがんばってるとほめていたよ」「ついに、うちの会社でも、〇〇がスタートするらしいよ。また伸びるね」など、上からのいい情報を、どんどん積極的に部や課に持ち帰って、発信していくことです。
部下に勝たせるポイントをつくる
上司であるあなたが部下から好かれるために必要なこと。それは、上司であるあなたが、部下に何かの分野で必ず負けることです。
部下があなたとやりとりするときに、「自分は上司の〇〇さんより×××では勝っているな」というポイントをつくってあげるのです。